2008-02-27 ◆海綿鉄価格、過去2ヶ月間に25%アップ 【ムンバイ】鉄鋼主要原料の1つ海綿鉄の価格は過去2ヶ月間に25%アップ、製鋼業界の需要急増を背景に今月末までにさらに5%ほど上昇するものと予想されている。 ビジネス・スタンダードが2月25日伝えたところによると、建設業の活況を背景に鋼材の需要が急増する中、スチール製造のもう1つの主要原料、スクラップの供給が逼迫したことから海綿鉄の需要が一層高まっている。 しかし鉄鉱石や石炭等、海綿鉄製造のインプット・コストも上昇しているため、海綿鉄メーカーのマージンは改善せぬばかりか、かえって僅かに下降したと言う。同業界のマージンは13~18%とされる。 海綿鉄のトン当たり価格は過去1ヶ月1万6500~1万8000ルピーの間で、変動しており、極めて不安定な動きを見せている。新年度予算案が発表されるまでには1万9000ルピー前後に達し、今四半期末には2万ルピーの大台に乗る可能性も予想されている。マルチ商品取引所(MCX:Multi Commodity Exchange)における海綿鉄の先物価格は1ヶ月半の間に11%上昇し、1万8005ルピーを記録した。 海綿鉄1トンを製造するには鉄鉱石2トンを必要とするが、鉄鉱石の国際価格はトン当たり140~160米ドルと、2007年12月期四半期に比べ50%上昇した。 インドは2006-07年に1628万トンの海綿鉄を生産、内526万トンはガス・ベースの製造施設で、1101トンは石炭ベースの製造施設で、それぞれ生産された。ちなみにインドのスチール年産量は約4500万トンにのぼる。