2008-04-16 ◆政府、脂肪種子の輸入規制緩和検討 【チェンナイ】過熱した国内油脂/脂肪種子市場を冷却させるため、インド政府が2008-09年に脂肪種子の輸入規制を緩和する可能性が予想されている。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月15日報じたところによると、Godrej International LtdのDorab Mistry取締役は、4月12-14日にドゥバイで催された『Globoil International』展示会議の席上、『2008年価格予測の基礎的アプローチ』と題する報告を行い、以上の見通しを示した。それによると食用油価格は値上がりが予想され、供給の改善にかかわらず高水準に維持されるものと見られる。インド政府が厳しい植物検疫規制を敷き、加えて30%の輸入関税も課していることから、脂肪種子は目下のところ輸入されていない。未精製の植物原油は無関税で輸入が認められているが、精製された植物油には75%の輸入関税が課されている。 植物油価格の高水準が維持されるなら、インド政府は植物検疫規制を緩和し、輸入関税を恐らくゼロに引き下げるものと見られると言う。 インド政府が脂肪種子の輸入関税をゼロに引き下げると予想したのはMistry氏が最初と見られる。米の急騰が、インド政府に脂肪種子の輸入自由化を強いる要因の一つと言える。米は最も重要な穀物であり、その高騰が中国とインドの警戒心を高めさせ、結果的に脂肪種子と豆類に目を向けさせると、Mistry氏は予想する。 世界市場における植物油の供給量は540万トンに達する見通しで、これに対して需要は450万トンと見積もられる。これとは対照的に昨年の供給量は380万トンで、需要は600万トンに達した。供給の増加が食用油の値上がりをとどめることはない。パーム油市場は向こう3週間横ばいが続くが、大豆油は今後12週間値上がり基調を維持しそうだ。パーム原油はトン当たり4500リンギ/1425米ドルに、またRBD palmoleinは1600米ドルに達するものと見られる。4月14日のパーム原油終値は3595リンギ/1138米ドル、RBD palmoleinは1295米ドルだった。大豆油価格は機関投資家に支えられ、引き続きパーム油価格に比べ高水準に維持され、トン当たり1800米ドル、大豆は1ブッシェル16米ドルに達する可能性がある。 米国における大豆の作柄、アルゼンチンにおける農民のストライキ、天候、取り分けパーム油産地のマレーシアとインドネシアの天候が価格変動の決定的要因になると言う。