2008-05-05 ◆情報局、ブラックベリー提案を拒絶 【ニューデリー】カナダの電話会社Research In Motion(RIM)は、スマートフォーンBlackBerry契約者の端末から非BlackBerry契約者の端末に送信されるデータや電子メールに解凍処理を施すことを提案したが、インド情報局(IB:Intelligence Bureau)は、同提案を拒絶した。 エコノミック・タイムズが5月2日伝えたところによると、RIM社のネットワーク上ではデータに256ビットの暗号処理が施されるが、IBの傍受システムは40ビットの暗号処理にしか対応できない。この問題を解決するためRIMとIBの幹部は最近会合したが、その際RIM側から上記の提案がなされた。電気通信局(DOT)がカナダ高等弁務官事務所に通知したところによると、IBは「RIMの提案は個人のプライバシーを侵害する」として受け入れを拒んだと言う。 より大きな問題はBlackBerry顧客間の通信。この種の通信はカナダに設置されたRIMのサーバーを通じて行われるため、IBがモニターすることはできない。DOTはこの点について、暫定措置としてBlackBerryの通信データを各電話会社のサーバーに1年間保存すること、RIMは同1年内に一部のサーバーをインド国内に移し、インド・セキュリティー当局がモニターできるようにすることを提案した。RIMは以上の提案に回答したが、インド当局は同回答の内容や条件に検討を加えていると言う。 一方、国際ソフトウェア会社Cain TechnologiesとCleartrailは、BlackBerryの通信を傍受するシステムの構築を提案した。IBは目下同提案に検討を加えていると言う。 またエコノミック・タイムズとインディアン・エクスプレスが1/2日報じたところでは、インド政府は、如何なる方針を下すにしろ、RIMの商業権益に配慮することを約束したと言う。