1995-02-07 ◆<星>クリエイティブ、市場戦略に再検討 【シンガポール】シンガポールが生んだトップ・サウンド・カード・メーカー、クリエイティブ・テクノロジーは売上急増に関わらず純益の下降を経験する中で、その市場戦略に再検討を加えている。 クリエイティブ社の94年10-12月期の業績(120%売上増に関わらず、36%減益)が発表された先週土曜、シム・ウォンフー会長はBT紙の電話インタビューに対して「市場戦略に慎重な検討を加えている。70%のシェアを握った今となっては、値下げ攻勢をかける意味がなくなった」と語った。同氏によると、今後はPC(パソコン)をベースとしたオーディオ技術の強みを生かし、通信/ビデオ/グラフィック等の成長領域の開拓を図る。(米国)ディスカウント・ストアーにインセンティブを与えハイエンド製品を重点販売するよう指導する。同時に32ボイスの先端サウンド・カードAWE32をクリスマスまでに業界のスタンダードとすることを目指す。子会社のE-Muは128ボイスのカードを製造しているが、市場がそれほど高性能な製品を必要としているかは疑問で、32ボイスで十分と見られる。またビデオ会議製品の製造が需要に追いつかないのは、十分なチップの供給が得られないためで、第2四半期からチップ納入業者(インテル)を変更する。また95年半ばまでにアナログ式ビデオ会議セットの市販価格を1000米ドル以下に引き下げる。最近インターラクティブ・マルチプレーヤーの開発元3DO社の持ち株を売却したが、これはこの種のカードのソフトウェアー開発業者を見いだすのが困難で、先行きが不透明なためと言う。(BT:2/6)