2008-08-25 ◆Nano製造拠点移転も:タタ会長 【コルカタ】タタ・グループのRatan Tata会長は22日、引き続き従業員と工場設備が暴力と騒乱の脅威に晒されるなら、Tata Motors Ltd(TML)は小型乗用車Nanoの製造拠点を西ベンガル州Hooghly県Singurから他所へ移転すると警告した。 ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥー、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダードが8月23日伝えたところによると、タタ会長はこの日催されたTata Tea Ltdの年次総会後記者会見し、「製造拠点の移転は会社と株主に多大な損失をもたらすばかりでなく、西ベンガル州にも深刻な打撃を及ぼす。TMLは既に約1500クロー(US$3.51億)を投資したが、『既に多額の投資を行ったTMLは暴力や騒乱の脅威を受けても、引き続きSingurにとどまり続ける』と考えるのは誤り」と指摘した。TMLは警察の警護の下で操業するようなことはできず、住民から歓迎されないなら、同地を離れる他ないと言う。 ウタラーカンド州やパンジャブ州の政府は、タタ会長の以上の発言を受けて、用地提供を提案、Nanoプロジェクトの誘致を図っているが、アナリストらは、「日に日に株価が下落する中で、実際にNanoプロジェクトを移転するのは、容易なことではない」、「タタ会長は、Jaguar-Land Rover等、高価な企業買収を実行した責任も追及されかねない」等と評している。