2008-10-03 ◆8月の貿易赤字94%増加 【ニューデリー】インドの8月の貿易収支赤字は139億4000万米ドルと、昨年同月の71億9000万米ドルから94%増加した。これは主に原油価格が1バレル120米ドルに達する中で、原油輸入が76.7%増加したのに伴うもの。 ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルドが10月1/2日商工省の発表を引用し報じたところによると、8月の輸出額は昨年同月の126億1000万米ドルから160億米ドルに26.9%増加した。同輸出成長率は今年7月の31.2%に比べ鈍化した。これに対して輸入は同198億米ドルから299億4000万米ドルに51.2%増加。取り分け原油輸入は62億米ドルから109億6000万米ドルに急増した。非石油輸入も同136億米ドルから189億8000万米ドルに39.6%増加した。 年初5ヶ月(2008/4-8)の輸出は、昨年同期の601億米ドルから812億米ドルに35.1%、輸入は同946億米ドルから1303億米ドルに37.7%、原油輸入は同288億米ドルから459億6000万米ドルに59.6%増加、貿易赤字は同345億4300万米ドルから491億3000万米ドルに拡大した。 米国と欧州連合(EU)の景気後退は繊維、衣料、宝飾品、皮革製品等の業界に影響を及ぼすものとアナリストらは予想している。しかし自動車、取り分け小型乗用車と二輪車の輸出は依然急増している。ルピーの対米ドル相場の下落は、国産品の競争力強化と輸出拡大に寄与するものと見られ、アジア、取り分け東アジアへの輸出拡大は、欧米依存リスクの軽減に役立っている。このためアナリストらは次期四半期も比較的健全な輸出成長が維持されるものと予想している。