2008-10-10 ◆政府、乗用車用ディーゼル油の補助廃止検討 【ヴァドダラ】石油天然ガス省は、中央政府の財政負担を軽減するため、ディーゼル油に二重価格制を導入する可能性を検討している。同構想が実行されるなら、マイカー所有者の燃料負担が増加するものと見られる。 エコノミック・タイムズが10月6日報じたところによると、Murli Deora石油天然ガス相は、インドが独立後初めてカンベイ湾Lunejで油田を掘り当てた50周年記念式典の会場で以上の消息を語った。それによると、提案されている二重価格制度の下、公共交通機関の燃料や農業用のディーゼル油に限って政府補助が適応されることになる。 インド政府は現在ディーゼル油1リットル当たり16ルピーを補助しており、政府は近くディーゼル油価格に見直しを加える。カー・オーナーとバルク・ユーザーにより消費されるディーゼル油は、政府財政に不必要な負担を掛けており、政府は乗用車用ディーゼル油に補助を適応する考えはない。 インドは年間1億2500万トンの石油を消費しているが、国際原油価格が変動する中で、ガソリン、ディーゼル油、液化石油ガス(LPG)、灯油の統制価格維持が困難になっている。国際原油価格が1バレル36米ドルから147米ドルに上昇したにも関わらず、1リッター当たりの灯油価格は9ルピーに固定されている。灯油価格は全国民主連盟(NDA:National Democratic Alliance)前政権時代に1リッター2.40ルピーから9ルピーに引き上げられた。 インド政府の石油製品に対する補助は昨年度28万6000クロー(US$608.51億)に達し、今年も16万クロー(US$340.43億)前後にのぼる見通しだ。政府は今年これまでに13万4000クロー(US$285.11億)を補助した。最近の原油価格の下降に関わらず、石油製品価格を下方修正する考えはないと言う。