2008-10-20 ◆キングフィッシャー/ジェットの提携短命も 【バンガロール】従来国内線ビジネスが最も繁忙する次の2四半期に業績が回復するなら、Kingfisher AirlinesとJet Airwaysの提携が短命に終わる可能性がある。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月16日伝えたところによると、Frost & SullivanのアナリストRatan Shrivastava部長(航空宇宙/国防担当)は同紙に以上の見通しを語った。それによると、今後2四半期の業績が改善するなら、両航空会社は提携に見直しを加える可能性がある。航空産業においては、1四半期の業績だけで、黒字を達成することも、破産することもある。ジェットは合併したSaharaとの経営統合化の過程にあり、キングフィッシャーもAir Deccanとの経営統合化の過程にある。したがって外的な提携は二次的で、暫定的と言える。一方、インド政府も航空会社間の血みどろの競争は望まないことから、民間航空省は両社の提携をポジティブに評価する見通しと言う。 しかし別の証券業界アナリストは「キングフィッシャーが低コスト航空会社(LCC)としての経営モデルを維持していれば、これまでに営業利益を実現できたはずで、当時の経営環境は今ほど悪くはなかった」と指摘した。LCCは営業段階で35クロー(US$722万)の利益を計上するなら採算ラインを実現できる。キングフィッシャーに合併される前のDeccan Aviationの月間燃料消費は2万kl前後。当時の燃料コストを1リッター45ルピーとして、月間燃料コストは40クロー(US$825万)前後だった。搭乗客が月間70万人なら1人あたり400ルピー前後の赤字になる。燃料コストが上昇したことから、現在の月間燃料コストは40クロー増しで、搭乗客1人当たり550ルピーになる。一方、現在の平均航空運賃は1人当たり3000ルピー。Deccan Aviationにより毎月徴収される搭乗客1人当たり1500ルピーを追加するなら、営業レベルで35クローの利益を実現できるはずと言う。 一方、『2008年インド航空産業展(India Aviation 2008)』開幕式後記者会見したPraful Patel民間航空相は、ジェットとキングフィッシャーの提携に関して、「自分は両社からまだ何も報告を受けておらず、現状ではコメントすることはできない。既存の関係法や民間航空総局(DGCA:Directorate General of Civil Aviation)規則の範囲内のものなら、民間航空省は干渉しない。また市場独占やカルテル規則に違反しているとすれば、競争委員会(Competition Commission)の調査を受けるはず」と指摘した。