2008-11-24 ◆蔵相、産業界に値下げ通じ需要喚起呼びかけ 【ニューデリー】世界経済フォーラム(World Economic Forum)がこのほど当地で主催した『2008年インド経済サミット(India Economic Summit 2008)』の席上、P Chidambaram蔵相は、国際的金融危機の国内経済に対する影響を軽減し、景気を刺激する一連の施策を講じる政府の方針を明らかにする一方、産業界に対して値下げを通じて需要を喚起すること、また銀行界には利下げを通じて産業界の資本支出を促すよう呼びかけた。  インディアン・エクスプレスが11月19日報じたところによると、蔵相は「ホテルは宿泊料を、航空会社は運賃を、不動産会社はアパートの賃貸料と住宅価格を、自動車会社及び二輪車メーカーは車輌価格を、それぞれ引き下げるべきだ」と述べ、値下げを通じて国内需要を喚起し、生産水準を維持する必要を強調した。公共部門の銀行は同相に対し企業界への融資拡大を既に約束したと言う。  中央銀行に一層の利下げを求めたインド産業連盟(CII)を初めとする業界団体の要求については、「それには、インフレ率が合理的水準まで下降する必要がある」と、すげなくはねつけた。同相は、2009年3月までにインフレが7%のレベルに下降すると言う中央銀行の見通しを明らかにするとともに、2000億米ドルの輸出目標達成が困難なことを認めた。しかし1米ドル=50ルピー台にまで下降したルピー相場に関しては、1、2ヶ月後に資本の流入が回復すれば、ルピー相場も復調すると、楽観的見通しを示した。