2008-12-03 ◆鉄鋼産業の拡張コスト大幅軽減 【コルカタ】鉄鋼業界は、昨今の諸物価の下降で、拡張計画のコストを大幅に削減できそうだ。建設用鋼材とセメントの値下がりは、建築コストを引き下げ、加えて設備調達コストの下降も期待できる。 ビジネス・スタンダードが11月30日報じたところによると、5万4000クロー(US$108億)を投じて2011-12年までに販売可能な鉄鋼製品の年間生産量を現在の1300万トンから2450万トンに拡張することを目指すSteel Authority of India (SAIL)のS K Roongta会長は、「向こう数ヶ月に設備機材の発注を行う予定だが、拡張計画のコストに見直しを加える」と語った。 Jindal Stainless Ltd(JSL)はオリッサ州における年産能力を70万トンから150万トンに拡張する計画だ。1年半前に承認された同第2期工事のコストは6000クロー(US$12億)だった。その後30~40%のコスト上昇が生じ、サプライヤー側から価格の見直しが求められていた。JSLのArvind Parakh取締役は「我々はプロジェクトを15日間ペンディングし、その間に戦略を再構築する」と語った。 JSW Steelは西ベンガル州で4000クロー(US$8億)の拡張計画を準備しているが、同社のSeshagiri Rao財務担当取締役は、土木建設コストを20~25%節約できると見通した。 Bhushan SteelのNeeraj Singal重役(MD)も、見積もりコスト7000~8000クロー(US$14億-16億)、年産250万~500万トンの拡張計画に関して、設備納入業者と改めて交渉を行う意向を表明した。 ちなみにTMT鉄筋のトン当たり価格は8ヶ月前の2万8000~3万2000ルピーから今年7月の4万2000~4万5000ルピーに、鋼板のトン当たり価格は同期間に4万~4万5000ルピーから5万~5万5000ルピーにそれぞれ値上がりしたが、今では何れも値下がりしている。