2009-01-14 ◆年初9ヶ月の鉄鋼輸入14%減少 【ニューデリー】今会計年度当初9ヶ月間(2008/4-12)の鉄鋼輸入量は480万トンと、前年同期の560万トンに比べ14%減少した。 エコノミック・タイムズが1月11日報じたところによると、景気後退から年初9ヶ月の鉄鋼輸入量は80万トン減少したが、これにより国内鉄鋼業界の鉄鋼輸入税引き上げ要求も軟化するものと予想される。 鉄鋼省のP K Rastogi次官によると、国内価格がトン当たり500米ドルと低水準なことが、輸入の減少につながったものと見られる。鉄鋼省のデータによれば、建設部門や自動車部門で用いられる非合金鋼の輸入は430万トンと、18%減少したものの、ステンレスを含む合金鋼は45万トンと、50%増加した。月間輸入量は同期間を通じて下降した。鋼板の輸入は19%減少したが、条鋼の輸入は4%の増加を見た。 業界観測筋によると、輸入減少の理由としては、国内需要の減退と価格問題の他、政府が熱間圧延(HR)コイル等の一部品目を輸入制限品目リストに加えたことが挙げられる。また国内鉄鋼業界は、中国、ウクライナ、タイ等からのダンピングを阻止するため15%の輸入税を課すよう求めたが、政府は5%の輸入関税を課した。 商工省は、鉄鋼輸入の減少を受けて、近く主要鉄鋼メーカーの代表と会談、状況を再点検するものと見られる。