2009-03-02 ◆ケララ州、US$450億投じITパーク開発 【ティルバナンタプラム】今後5~7年間に450億米ドルを投じ、ハブ&スポーク・コンセプトに基づき州内10カ所に情報技術(IT)パークを開発する計画のケララ州は目下積極的に外国パートナーを物色している。 インディアン・エクスプレスが2月27日伝えたところによると、州営IT Technopark and Infopark in Kerala(ITTIK)のSiddhartha Bhattacharya重役(CEO)はこのほど以上の計画を語った。それによると、ドイツのハノーバーで3月3~8日に催される国際IT見本市『CeBIT 2009』の会場でITパーク・プロジェクトを積極的に売り込み、外国の企業や政府との協力の機会を探る。Kumar氏は、ケララ州政府情報技術部のAjay Kumar次長とともに同州代表団の一員としてCeBIT 2009に参加する。 米国のBarrack Obama大統領がITビジネスのアウトソーシングに否定的姿勢を示す中で、ケララ州政府もパートナー探しの重心を米国から欧州にシフトしつつあり、CeBITを欧州市場開拓の絶好の機会と見ている。 米国政府の反アウトソーシングの姿勢に関してBhattacharya氏は「ケララ州のIT戦略はコスト優位のみに依存している訳ではないため、深刻な影響は受けない」と語った。同氏によると、全国に先駆けてThiruvananthapuramにIT工業団地Technoparkを開発したケララ州は、その後のITブームに乗り遅れた感があるが、同州のIT産業は、今や組み込みデザイン、モバイル・デザイン、コアR&D、プラットフォーム開発等、幅広いバリュー・チェーンを構築しつつある。 ケララ州のITプラナーらはKochiにInfoparkを開発すると同時に、州都から約50キロのKollamにハブ&スポークコンセプトに基づき別途42エーカー以上のITインフラの開発を準備、Koratty/Cherthala/Ambalapuzhaに3つの施設を設ける計画だ。 ケララ州北部のKozhikodeには第3のハブ、Cyberparkの開発が計画されており、同ハブはKasargodとKannurのスポークにリンクされる。 これらのパークは、都市部のハブと都市郊外のスポークに分割されているのが特徴で、CeBITでもこうした特徴を重点的に売り込む計画だ。こうした売り込みを通じ容易に85%の入居率を実現できる見通しで、低入居率に悩む全国の他のITパークと顕著な対照をなすことになると、Bhattacharya氏は語る。 ITTIKのVasudevan課長(ビジネス開発担当)によると、建物密集地におけるスペース(built-up space)が依然不足しているため景気の復調に備え、インフラ開発に拍車をかけている。 世界銀行が2009年度報告書の中でケララ州にインド第2の投資地と言う折り紙をつけたことから、IT拠点としての同州一級都市(Tier 1-cities)のメリットに関する論議が高まっており、ケララ州のITチームは、TechnoparkおよびInfoparkプロジェクトの既存パートナーを務める欧州企業Allianz Cornhill等を通じCeBITにおける売り込みに力を入れるものと見られる。