2009-03-16 ◆景気刺激策の下、来年のバス販売大幅に拡大 【バンガロール】インドのバス製造業者は、中央政府が最近発表した景気刺激措置の下、市内バスや都市間長距離バスの販売が増加するものと期待している。国内第1および第2のバスメーカー、Tata Motors Ltd(TML)とAshok Leyland Ltd(ALL)は次期会計年度のバス販売がそれぞれ10~15%増加するものと予想している。 ザ・ヒンドゥーとヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月12日報じたところによると、『第1回バス特殊車両国際展示会議(Bus and Special Vehicles Expo 2009)』開幕式の前日に催された記者会見の席上、TMLとALLの幹部は、『ジャワハルラル・ネール全国都市復興計画(JNNURM:Jawaharlal Nehru National Urban Renewal Mission)』下のバス購入に対する政府補助は、両社の売上げ増ににつながると期待を表明した。政府の同景気刺激策により国内自動車業界に4000クロー(US$7.75億)の新ビジネスがもたらされるものと見られる。 TMLのSandeep Kumarセールス&マーケッティング主任によると、今会計年度のバス販売は停頓したが、次期会計年度は政府の刺激措置を背景に10~15%の成長が期待できる。同社は2008年4月から2009年2月の間に12トン以上のバス1万4000台を販売した。Delhi Transport Corporationからは1650台を受注、これまでに約650台を引き渡した。カルナタカ州Dharwadに設けた年産1万5000台の新バス工場は既に稼働していると言う。 ALLのR.N. Rao取締役も2009-10年のバス売上げが10~15%増加すると予想した。それによると、今会計年度は昨年比30%減の1万6000台のバスを販売できるものと見ている。同社傘下の5工場は年間10万台のバスおよびトラックを製造する能力を有する。ウタラーカンド州に当初年産能力2万5000台の工場を目下建設している。同社は都市間長距離バス(inter-city bus)市場の60%のシェアを占めているが、一層のシェア拡大を目指すと言う。 Volvo Buses IndiaのAkash Passey重役(MD)によると、2015年までにインドの大部分のバスはミッド・レーンジからハイエンド・カテゴリーに転換するものと見られ、同社の市場も拡大する。今後同社の売上げの半ばは、コンサルタンシー・サービス/コンポーネント・ビジネス/ミュージック・システム等のソフト・ビジネスで占められる見通しだ。同社は最近コンサルタンシー・サービスをスタート、ミュージック・ビジネスも追って開始すると言う。 Mercedes-BenzのAshok Bharadwaj重役(GM)によると、インドのバス市場は6万5000台前後で、内高級バス市場は1000台と見積もられる。最近インド・バス市場に参入した同社はこれまでに25台を販売、カレンダー・イヤー2009年には305 BHPバス約100台の販売を見込んでいる。マハラシュトラ州Chakan工場の年産能力は1200台で、ボディーの製造ではSutlej社と提携している。 Swaraj MazdaのGanapathy Lakshmanan営業主任によると、同社はこれまで年間1万2000台の各種バスを製造して来た。目下のところは高級都市間長距離バスに照準を合わせており、この種のバス7台を販売したと言う。