2009-03-16 ◆失業の波、非輸出産業に波及 【ニューデリー】輸出志向産業を先ず直撃した失業の波は、非輸出志向の製造業やサービス業にも波及、労働省の統計によれば、2008年10月から2009年1月の間に組織部門だけで58万9000人が職を失った。労働人口の90%以上が就業する未組織部門を含めると、失業者はさらに膨大な数にのぼるものと見られる。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月11日伝えたところによると、労働省が全国7州8業種の682社を対象に行った調査結果は、内需志向産業における解雇が、輸出志向産業以上に急速に増加していることを示している。 業界全体として見ても、2008年10-12月期に輸出志向部門の雇用が-1.13%、非輸出志向部門のそれが-0.81%、それぞれ縮小、輸出志向部門の縮小幅が非輸出志向部門の縮小幅を上回ったが、2009年1月には、輸出志向部門-1.13%(前月比、以下同様)、非輸出志向部門-1.24%と、逆転している。 業種別に見ると、情報技術(IT)/BPO(Business Process Outsourcing)業界は、2008年10-12月期に輸出志向部門+0.33%/非輸出志向部門+1.08%と、両部門を問わず雇用を拡大した唯一の業種だったが、2009年1月には輸出志向部門-0.13%、非輸出志向部門-4.07%と、何れもマイナス成長に陥り、特に非輸出志向部門の落ち込み幅が、他業種を上回る最高を記録した。 金属業についても、2008年10-12月期に輸出志向部門-2.60%/非輸出志向部門-1.24%と、輸出志向部門の縮小幅が非輸出志向部門の縮小幅を上回ったが、2009年1月には輸出志向部門-0.70%、非輸出志向部門-1.71%と、逆転している。 とは言え輸出に大きく依存する繊維産業の場合は、2008年10-12月期に輸出志向部門-1.29%/非輸出志向部門+0.32%、2009年1月に輸出志向部門-0.49%、非輸出志向部門+0.01%と、輸出志向部門の落ち込みが鈍化した反面、非輸出志向部門の雇用拡大幅も縮小した。 最近、積極的に輸出を拡大して来た自動車業界に関しては、2008年10-12月期に輸出志向部門-1.26%/非輸出志向部門-4.79%、2009年1月に輸出志向部門-4.13%、非輸出志向部門-0.78%と、輸出志向部門の落ち込み幅が拡大し、非輸出志向部門の落ち込み幅が縮小した。 国内運送業については輸出部門は存在せず、非輸出志向部門だけだが、2008年10-12月期に-4.03%、2009年1月に-2.62%と、雇用の縮小が鈍化する兆しを見せている。 労働省の調査担当者によると、繊維、宝飾等の輸出志向産業の雇用が、国際貿易縮小の打撃を最初に被ったが、非輸出志向部門の失業者が増加する新たな現象が生じている。しかし今年1月の数字だけで、結論を出すことはできず、2月、3月の動向を見る必要があると言う。 アナリストによると、IT/BPO業界の1月の雇用縮小には、銀行、金融機関や旅行業界等の需要減退が反映されている。 労働省の上記搆vによれば、雇用が縮小しただけでなく、平均給与も各業界を通じて下降線を辿っている。労働者の平均給与は2008年10-12月期に3.45%ダウン、1月にさらに0.26%下降した。