2009-03-20 ◆2月の鉄鋼国内需要顕著に回復 【コルカタ】指導的鉄鋼メーカーの2月の販売ボリュームと出荷量は前月に比べ顕著に拡大、このため一部のメーカーは棚上げした拡張計画に再度見直しを加えている。 ビジネス・スタンダードが3月16日伝えたところによると、45%の国内市場シェアを占めるJindal StainlessのArvind Parakh取締役(戦略・事業開発担当)によると、2月の出荷量は15万~15万5000トンと、前月の10万トン弱を大きく上回り、過去最高をマークした。同社はこれまで製品の40~45%を輸出して来たが、今では国内市場に照準を合わせている。オリッサ州における事業拡張計画は過去9ヶ月凍結して来たが、目下再検討を加えていると言う。 Tata Steelの2月の販売は前年同月比47%増加、主に建設業界向けの条鋼の販売が同65%の増加を見た。 JSW Steelの2月の粗鋼生産は8.5%増加した。これには試運転を開始したVijaynagar Worksにおける拡張計画が含まれている。同社の場合、1月の販売が前月比41%増加したことから、2基の溶鉱炉の運転を再開し、通常の生産態勢に復帰していた。JSW SteelのSeshagiri Rao財務担当取締役によると、流動性は改善し、運転資金の逼迫も緩和した。中国市場の活動が多少回復、価格も安定していると言う。 復調は主に国内市場の需要回復に伴うもので、自動車や耐久消費財の製造に用いられる熱間圧延コイルのトン当たり国際価格は485米ドルだが、国内価格は3万2000ルピー、およそ820米ドルに達している。 Bhushan SteelのNeeraj Singhal重役(MD)によると、乗用車と耐久消費財部門が鋼材の需要を押し上げている。同社はこれまで製品の35%を輸出していたが、輸出比率を25%に引き下げたと言う。 条鋼の製造を手がけるRashtriya Ispat Nigam Ltd (RINL)のCG Patil取締役によると、2月の販売は前月を35%上回った。多くのインフラ・プロジェクトが完成期を迎え、国内需要は拡大している。しかし同氏は「真の試金石は4月」と付言した。 一方、エコノミック・タイムズは17日の紙面で、「2月と3月の国内鉄鋼需要の増加は、実情を見誤らせる恐れがある。例年1-3月期の需要は、他の四半期上回っており、不況が峠を越えたと見るのは時期尚早」と警鐘している。