2009-04-24 ◆金融危機でUS$11億ソーラパワー事業停頓 【コルカタ】西ベンガル州Haldiaに5500クロー(US$11億)を投じてソーラパワー・コンプレックスを設ける計画が世界的な金融危機の打撃を受け、立ち往生している。 ビジネス・スタンダードが4月21日伝えたところによると、世界的にも最大規模で、またインド初のポリシリコン・プロジェクト第1期計画の金融アレンジはまだ完了していない。プロジェクトのリード・プロモーターを務めるBhaskar Silicon Ltd(BSL)のJyoti Poddar重役(MD)によると、計画は段階的に進められ、第1期計画ではおよそ3100クロー(US$6.2億)が投じられる。プラントや機械等、約2億5000万ユーロの輸入コンポーネントは外貨建てローンで賄う予定だ。 BSLと西ベンガル州政府は、当初、2009年末までに第1期計画を完成させると発表したが、まだ整地等の基礎工事が開始されたばかりで、同目標は実現不能と見られる。 プロジェクトの主要プロモーターでもあるSrei InfrastructureのHemant Kanoria会長兼MDによると、同社は金融アレンジができたなら、自己資本の一部を負担し、融資にも応じる方針だが、プロジェクトはまだその段階に至っていない。ターン・キー・ベースでプロジェクトの実行を委ねたCentrotherm Photovoltaics AGも、10~15%の出資に応じるものと見られる。この他、米国拠点のPerseusもプロジェクトに参加する可能性がある。 第1期計画分として200エーカーの用地を既に確保、別に600エーカーの用地取得を州政府に申請している。 見積もりコスト2500クロー(US$5億)のプラントは2500トンのポリシリコンを生産することができる。同プラントは、ウエハーも生産でき、最終的にソーラ・パネル製造の全ての段階を手がけることになる。 インド政府は2012年までにソーラ発電を通じて5000MW(メガワット)の電力を生産する計画だが、同プロジェクトは重要な役割を担え、半導体チップの製造や情報技術(IT)産業の成長にも寄与できると言う。 西ベンガル州政府のNirupam Sen工業部長によると、同プロジェクトは、グリーン・エネルギーばかりでなく、ITハードウェアや電子工学の成長にも寄与すると言う。