2009-05-15 ◆食用油、中期的に一層値上がり 【チェンナイ】食用油は今年3月1日以来、キロ当たり品目により3.50~11.60ルピー値上がりしたが、中期的に一層の値上がりが予想される。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月9日伝えたところによると、マハラシュトラ州Mumbai市場におけるピーナッツ油の10キロ当たりの価格は3月1日の515ルピーから590ルピーに、精製/脱臭/漂白(RDB)パームオレインのそれは、同339ルピーから457ルピーに、菜種油は同485ルピーから520ルピーに、ごま油は同690ルピーから740ルピーに、大豆油は同430ルピーから482ルピーに、ヒマワリ油は同450ルピーから495ルピーに、それぞれ上昇した。 トレーダー筋によると、食用油の値上がり基調は様々な要因に支えられている。その1つはアルゼンチンにおける大豆の不作。当初予想の4800万トンから3600万トンに1200万トンの減少が予想されている。 その2はマレーシアにおけるパーム原油在庫水準の下降。昨年12月時点の227万トンから現在の120万トンにほぼ半減し、過去2年来の最低を記録した。 その3はアルゼンチンにおける大豆等の輸出税を巡る政情不安。インドの先月の米国からの大豆油の輸入は10万トン以上減少した。 インドの輸入業者はRBDパームオレインのキロ当たり価格が50ルピー以下ならRBDパームオレインを輸入し続けるものと見られる。2008/11-2009/10オイル年の植物油輸入量は2009年3月末までに359億2000万トンに達した。このまま行けば通年の輸入量は750万トンに達し、内パーム原油が500万トンにのぼる見通しだ 植物油市況が活況を呈する他の要因としては、米国における大豆供給の逼迫と南アメリカにおける不作が挙げられる。中国は5月に記録的な500万トンを輸入、6月には別に400万トンを輸入する見通しだ。中国の輸入は7月と8月に縮小する見通しだが、中国農民の今年の大豆の作付けは例年を下回る見通しで、この点からも植物油市況の活況はなお持続するものと見られる。 7月渡しのパーム原油のトン当たり価格は765米ドルと、11週間連続の値上がりを記録した。もしシカゴ市場で週末に大豆が1ブッシェル11.14米ドルで引けるなら、過去6週間に5度目の値上がりになる。 観測筋によると、インドの輸入はなお暫く続き、カリフ(kharif:初冬収穫作物)の作柄が明らかになるまでは、今月末に発足する新政権が、目下無関税の輸入制度に見直しを加えることは有り得ないと言う。