1995-12-08 ◆<星>銀行界のマレーシア人リクルートが困難に 【シンガポール】シンガポールの銀行界は国内における求人難を克服するためマレーシアにおけるリクルートを積極的に進めてきたが、隣国の経済ブームから同ソースからの補充も益々困難となっている。 DBSバンクのスポークスマンによると、過去数年同行事務員の求人広告に対するマレーシアからの応募者は益々少なくなっている。同行はこのため自動化、各職員の職掌拡大、セルフサービスの導入等により、対応を図っているという。シンガポールの銀行界はマレーシアからのリクルートに際して、月額手取り1000Sドル、最大5カ月のボーナス、支度金600Sドル、医療/歯科治療補助、生命保険、ハネムーン休暇2週間、ホリデー・シャレー、訓練コース補助等をオファーしているが、過去2年来その効果は急速に減退している。某地場銀行の幹部は「1989年に政府がマレーシアからの銀行事務員の雇用を認めて以来、一応満足の行ける成果を上げてきたが、同ソースも既に先細りしている。我々は隣国の急速な経済成長との競争を強いられている」と語った。しかし中央積立基金(CPF)のルールが最近変更されたため、より魅力的な求人条件をオファーできるようになったという。シンガポールの銀行界により雇用されるマレーシア人には期限3年のワーク・パミットが発行され、これらの者は親類縁者の公共(HDB)住宅に同居するか、HDBフラットを賃借している。しかし最近OCBCバンクは居住問題を抱える外国人従業員には割安のホステルを提供している。(BT:12/7)