2009-06-02 ◆2008-09年のGDP成長率6.7% 【ニューデリー】中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)の発表によると、世界的な景気後退が伝えられる中、インドの2008-09年第4四半期の国内総生産(GDP)成長率は5.8%をマーク、通年の成長率も6.7%を記録した。 ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥー、インディアン・エクスプレスが5月29/30日伝えたところによると、とは言え2008-09年のGDP伸び率は、過去3年間の9%以上の伸びから顕著に鈍化、過去6年来の最低にとどまった。 第4四半期の製造業成長率は世界的景気後退の影響で前年同期の6.3%から1.4%に鈍化、通年の成長率も同8.2%から2.4%に失速した。この結果、第4四半期のGDPの伸びも前年同期の8.6%から5.8%に、通年のそれは同9%から6.7%に、それぞれ鈍化した。 CSOは2008-09年のGDP成長率を7.1%と予想していたが、実際の成長率は6.7%にとどまった。中央銀行は2008-09年のGDP成長率を6.5-6.7%と予想しており、同予測はほぼ的中した。 農業及び農業関連部門は2008-09年第4四半期に2.7%の成長を記録、前年同期の2.2%の伸びを上回った。しかし通年の成長率は前年の4.9%から1.6%に鈍化した。商業/ホテル/運輸/通信部門の第4四半期の成長率は前年同期の13.4%から6.3%に鈍化、通年のそれは9%だった。建設部門の第4四半期の成長率は前年同期と同水準の6.8%で、通年の伸び率は7.2%だった。鉱業/採石部門の第4四半期の成長率は1.6%と、前年同期の4.7%を下回った。金融/保険/不動産/ビジネス・サービス部門の第4四半期の伸び率は9.5%、通年の伸び率は7.8%だった。共同体/社会/個人サービス部門の第4四半期の伸び率は12.5%、通年のそれは13.1%を記録した。 なお2008-09年第3四半期のGDP成長率は、これ以前に発表された5.3%から5.8%に上方修正された。 ボンベイ証券取引所(BSE)センシチブ指数(SENSEX)は29日半ば、CSOの以上の発表を好感し、一時、400ポイント上昇、2008年9月以来最高の1万4692.27をマークした。終わり値も前日に比べ330ポイント上昇した。 計画委員会(Planning Commission)のMontek Singh Ahluwalia副委員長は、CSO発表のデータに触れ「ほぼ予想通りの伸び率」と語った。 Moody's Economy.comはこの日「予想外の第3四半期GDP成長率の上方修正と第4四半期の底堅い伸びは、インド経済の自身回復に寄与するだろう。とは言え、インド経済に対する外部の下方圧力は余りに強く、政府支出の拡大を通じた景気刺激策により完全に相殺するのは困難」とのコメントを掲載した。