2009-06-16 ◆5月のセメント需要減退 【ムンバイ】これまで旺盛な伸びを見ていた国内セメント会社約50社の生産と出荷が、5月に入り、前月に比べ減退の兆しを見せた。これは主に総選挙の影響とロジスティクス上の問題に伴うものと見られる。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月10日伝えたところによると、5月のセメント生産量は前月の1684万トンから1667万トンに1%、出荷量は同1665万トンから1645万トンに1%、それぞれ減少した。しかし昨年同月比では、生産量は12%、出荷量は11%、それぞれ増加した。前月比でマイナス成長に陥った主因は総選挙に伴い建設活動が減速したのと、ロジスティクス上のネックから流通が渋滞したことによる。 しかし国民会議派に率いられる新政権がインフラストラクチャー領域への支出拡大を計画していることから、セメント需要は引き続き高水準を保つものと見られ、セメント産業は2009-10年に8~9%の成長を遂げる見通しだ。 インドのトップ・セメント会社Associated Cement Companies Ltd (ACC)の5月のセメント生産量は前月比1%減の181万トン、出荷量は同1%増の182万トン、Ambuja Cementの生産量は同微減の164万トン、出荷量は同6%増の164万トンだった。50キロ詰めセメント1袋の全国平均価格は247ルピー(US$5.26)だった。