2009-06-23 ◆治安部隊、ラールガル地区を奪還 【ラールガル】西ベンガル州政府と中央政府の治安部隊による、西ベンガル州West Midnapore県Lalgarh地区とその周辺地域から毛派武装組織Naxalの勢力を一掃するための共同作戦が4日目を迎えた日曜、ラールガル地区を一応掌握した中央警察予備隊(CRPF:Central Reserve Police Force)/国境警備隊(BSF:Border Security Force)/西ベンガル警察の隊員らは、West Midnapore県内のBarapelia/Chotopelia/Dalilpurchak3地区の奪還に照準を合わせ、周辺地域の地雷や爆発物及び潜伏するマオイストの捜索を行うとともに、物資の供給を遮断する防御工事を施したが、前日に占めた地点からほとんど前進することはできなかった。 ビジネス・スタンダードとザ・ヒンドゥーが6月22日伝えたところによると、これらの地域にはKoteswar Raoを含む毛派指導者が潜伏しているものと見られ、『警察の非道糾弾人民委員会(PCAPA:People's Committee against Police Atrocities/Police Santrosh Birodhi Janashadharaner Committee)』本部が設けられたBarapeliaにはPCAPA指導者Chatradhar Mahatoの住宅も存在する。 治安部隊は周辺の村落の巡視中にマオイストらの攻撃を受けた。治安部隊側に犠牲者はなかったが、少なくとも村民3人が射殺され、1人が重傷を負い、警官2人も負傷した。また前日にはCRPF隊員1人が熱中症で死亡、この日も9人が熱中症にかかり、内1人がヘリで搬送された。 Goaltor、Pirakata、Ramgarh等の村落では数千の住民が家を追われ、Pirakata高校の校舎に集合させられた住民らは、治安部隊の仕打ちを口々に非難した。PCAPAのリーダーMahato氏はこの日Hariharpurで記者会見し、州政府に対し、同組織と州政府の話し合いが予定される7月14日まで、作戦行動を停止するよう求めた。同氏によると、確かに同地区にマオイストは存在するが、同氏にはマオイストの暴力行為を抑制することはできず、またマオイストと如何なる関係も保持していない。Mahato氏は「自分はかれらに懇請はできても、要求することはできない。さもなければ命が危険にさらされる」と語った。 この日、救援物資を携えラールガル地区に向かった草の根会議派(TC:Trinamool Congress)出身の閣僚、Mukul Roy海運担当国務相とSisir Adhikary農村開発担当国務相は、Medinipurタウンでインド共産党マルクス主義派(CPI-M)支持者と目される人々に行く手を阻まれたが、その後、警察の仲介で通行を許された。Adhikary国務相によると、州政府は関係地域の住民、取り分けTC支持者に非人道的待遇をしており、同氏はこのことを中央政府に報告すると言う。 西ベンガル州Kolkata拠点の知識人Aparna Sen/Saonli Mitra/Jay Goswami等の諸氏もこの日、ラールガル地区を訪れ、PCAPAリーダーらと会談、治安当局と毛派双方に直ちに戦闘を停止し、話し合いにより事態の解決を図るよう呼びかけた。