2009-06-23 ◆西ベンガルの毛派はCPI-Mの別働隊:鉄道相 【ニューデリー】中央政府の鉄道相も務める草の根会議派(TC:Trinamool Congress)党首Mamata Banerjee女史は20日、西ベンガル州West Midnapore県Lalgarh地区おける騒乱事件に関して数日間に及ぶ沈黙を破り、同事件の新側面を明らかにした。 ビジネス・スタンダードが6月21日伝えたところによると、Banerjee女史はBuddhadeb Bhattacharjee首席大臣とインド共産党マルクス主義派(CPI-M)に、毛派にリンクしているとのTCに対する非難を48時間以内に取り消すよう要求、もし取り消さないなら、TC支持者を動員し西ベンガル州左派政権の総辞職を求めるキャンペーンを展開すると警告した。 女史によると、アンドラプラデシュ州の毛沢東主義者と西ベンガル州の毛沢東主義者は全く別のしろもので、後者はCPI-MとBhattacharjeeが組織したCPI-Mの別働隊である。州政府閣僚を務めるSushanta Ghosh部長、CPI-Mの県支部長とこれを助けるTapan/Sukur両補佐はLalgarh地区におけるテロ活動の中心的役割を担っている。Jhargram/Bankura/Purulia/Midnapore/Ghatal等の地区は伝統的にCPI-Mの地盤で、毛沢東主義者の投票ボイコット運動は、その実CPI-Mに恩恵を与えている。 Lalgarh地区の住民が警察の非人道的な待遇を受けたのは事実であり、Lalgarh地区への治安部隊派遣に関しては、同女史は中央政府からも州政府からも事前に連絡を受けていない。いずれにしても治安の維持は、州政府の責任であり、中央政府は補助的役割を担うだけと言う。 ザ・ヒンドゥーの22日報じたところによると、Banerjee女史は、21日再び記者会見し、CPI-M活動家は大量の武器を非合法に保持していると指摘、治安部隊は何故これらの武器を押収しないのかと非難した。実際TCや国民会議派の支持者は、これらCPI-M活動家に殺害されたと言う。同女史は、国民会議派が同女史のこうした意見に耳を傾けず、また今回の州政府と中央政府治安部隊の合同作戦に関しても、同女史に何ら相談しなかったことに遺憾の意を表明した 一方、CPI-Mは20日、「Lalgarh事件は同党の本拠地における勢力基盤の切り崩しを図る既得権者のゲーム・プランに基づくもので、民主主義に対する挑戦である」とする声明を発表した。ザ・ヒンドゥーが21日報じたところによると、CPI-Mの総選挙における敗北に乗じ、TCに率いられる武装集団は、党事務所や党幹部の住宅を焼き討ちし、党員や支持者を力ずくで彼らの家から駆逐した。党と支持者に対する暴力事件は州内の別の地域でも発生し、今年3月以来殺害された党員は53人にのぼる。直接/間接にTCの支援を受けた毛沢東主義集団(Maoist gangs)はLalgarhに恐怖地帯を創造した。党員の死体は3日間にわたり放置され、家族は埋葬することさえ許されなかった。Burdwan県では、自治会のベテラン指導者でもあるZilla Parishad電力供給常務委員会のFalguni Mukherjee議長が至近距離から射殺された。 CPI-M中央委員会は、毛派集団から同地区を解放し、治安を回復、同地区に居住する貧しい少数部族との連絡網の再構築を図る左派州政権の努力を支持すると言う。 CPI-Mは、同声明の中で、下部組織に対して、TCと毛派集団により引き起こされた恐怖政治に対抗して西ベンガル州における党員と支持者の結束を強化する一大キャンペーンを展開するよう呼びかけた。 一方、Lalgarh地区事件の中心的役割を担っていると見られるインド共産党毛沢東主義派(Communist Party of India-Maoist)のKoteshwar Rao(別名Kishenji)政治局(Polit Bureau)員は20日、ローカル・テレビ・チャンネルのインタビューに応じ、「西ベンガル州政府は治安部隊の投入を停止し、地元住民との話し合いの席につくべきだ」と語った。それによるとバッタチャルジー首席大臣自身がDalilpur Chak に赴き住民と話し合うべきであり、中央政府の首相や内相の言葉に惑わされるべきではない。もし流血事件を回避したいなら、州政府独自の立場を貫くべきだと言う。 これに対して州政府のAshok Mohan Chakraborty総務次長は、「マオイストと交渉する用意はあるか」との質問に、「看護婦や医師、選挙管理委員の殺害に関与したものと話し合う余地などない」と語った。