2009-08-04 ◆必需品高騰に関わらずマイナス・インフレ持続 【ニューデリー】主に統計上のベイス効果(base effect:比較対象になる昨年同期の数字の影響)から卸売物価指数(WPI)をベースにしたインフレは連続7週間にわたりマイナス成長を続けており、7月18日までの1週間には、前週の-1.17%を上回る、一層大幅な1.54%の落ち込みを見た。しかしその一方で穀物、豆類、果実、野菜等、日常必需品の高騰も持続し、衰える兆しが見られない。ちなみに昨年同期のインフレ率は12.54%を記録していた。 ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルド、インディアン・エクスプレスが7月30/31日報じたところによると、7月18日までの1週間に一次産品(primary articles)価格は0.3%アップ、一次産品中の食品グループは1.2%、非食品グループは1.7%、それぞれアップした。食品グループ中のマトンは14%、穀物は11%、豆類は16.9%、果実・野菜は2%、それぞれ値上がりした。 鉱物グループは16.8の落ち込みを見たものの、マンガン鉱は77%、バーミキュライトは86%、それぞれ値上がり、鉄鉱石は24%の落ち込みを見た。 燃料/電力グループは0.1%下降した。 製造業品目グループも0.1%下降。製造業品目中の食品グループは0.4%下降した。しかし輸入食用油価格は4%上昇した。繊維グループは0.2%下降。化学/化学製品グループは僅かにアップ、非金属鉱物製品グループは0.1%ダウンした。基礎金属グループは僅かに上昇した。 なお今年5月23日までの1週間のインフレ率はこれ以前に発表された0.48%から1.34%に上方修正された。 国内景気の低迷と、消費者物価指数(CPI)の高騰(次項参照)が平行して進む中で、中央銀行自身、現在の通貨供給量と金利水準を維持することに確信を抱いておらず、このことは同行が四半期金融政策レポートの前後に発表したステートメントからも窺えると地元紙は述べている。 一方、Pranab Mukherjee蔵相は7月31日の国会答弁において、WPIの基準年をこれまでの1993-94年から2004-05年に改めると発表した。