2009-09-08 ◆食品高騰で、インフレ-0.21%にアップ 【ニューデリー】卸売物価指数(WPI)をベースにしたインフレ率は8月22日までの1週間に-0.21%と、連続12週間目のマイナス成長を記録した。しかし不順な雨期に伴う食品価格の上昇から前週の-0.95%に比べ落ち込み幅は僅かに縮小した。 ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルドが9月3/4日伝えたところによると、今日のマイナス・インフレは、比較対象になる昨年同期のインフレが高水準だったことにともなういわゆるベース効果(Base effect)によるもので、アナリストらは数週間内にプラスに転じ、今会計年度末までには、中央銀行が許容範囲とするレベルを超える物価の高騰が再燃するものと予想している。信用格付け会社Rating Information Services of India Ltd(CRISIL)のDharmakirti Joshi主任エコノミストは、「インフレは1、2週間後にはマイナス・ゾーンを抜け出す可能性が有り、2010年3月末までには間違いなく6%を突破するだろう」と見通した。 中央銀行も7月の通貨政策の見直しに際して2010年3月末の予想インフレ率を4%から5%に上方修正している。しかし計画委員会(Planning Commission)のMontek Singh Ahluwalia副議長は、「食品価格は極めて高水準だが、通年のインフレ率は許容範囲にとどまり、食品価格の高騰も鎮静するものと期待している」と語った。 全国の県の半数が干魃に陥る中、砂糖は7%、果実・野菜は4%、アズキモロコシ(jowar)/トウジンヒエ(bajra)は各3%、メイズ/木豆(arhar)は各2%、それぞれ値上がり、この他、航空燃料/電気料は5%、油粕は5%、輸入食油は4%、プラスチック製品は6%値上がりした。また7月の消費者物価指数(CPI:consumer price index)は11.29%の上昇を見ている。 HDFC BankのAbheek Barua主任エコノミストは、食品価格の高騰は早晩中央銀行に通貨政策の見直しを強い、同行は1月までに何らかのアクションをとるだろうと予想した。 中央銀行は昨年10月以来、主要金利を何度も引き下げ、金融市場に50万クロー(US$1041億)以上を注入して来た。しかし先月になって同行は、「世界のポリシーメーカーはこうした金融政策から抜け出すタイミングを測りかねている」と語った。 なお今年6月27日までの1週間のインフレ率はこれ以前に発表された-1.55%から-1.09%に上方修正された。