2009-09-29 ◆核兵器廃絶の差別的強要は無効:インド外相 【ニューヨーク】インドのSM Krishna外相は、日曜に催された国連第64回会議で演説し、核兵器廃絶のための世界的な協議が再開されたことを歓迎する一方、核に関わる国際的な指示は差別的なものであってはならないと強調した。 インディアン・エクスプレスが9月28日報じたところによると、核不拡散協定(NPT:Nuclear Non-Proliferation Treaty)未調印国に対する圧力が高まる中で、クリシュナ外相は、「インドは国際的な核軍縮を最優先しており、核不拡散の申し分のないレコードを保持している」と述べる一方、差別的な国際ルールの強要は拒否する姿勢を改めて確認した。 米国のBarack Obama大統領にリードされる国連安全保障理事会は先週、NPT未調印国に条約への早期加盟を求める決議を行った。インドは、NPTには欠陥があり、差別的であるとして、調印を拒んでいる。 クリシュナ外相によれば、インドは自発的に、また一方的に核実験の一時停止を約束しており、核軍縮のための国際的理解を促すため、今後も主要国との交渉を続ける。インドは、今年5月の軍縮会議において、他国と、『核分裂性物質生産禁止条約、いわゆるカットオフ条約(FMCT:Fissile Material Cut-off Treaty)』に関して協議した。 無差別な多角的交渉を通じ、国際的に検証し得るカットオフ条約の妥結を目指すのが、インドの首尾一貫した立場であり、こうした立場はインドの安全保障上の利益にも合致している。 クリシュナ外相は、この他、国連の組織再編、地域平和、気候変動を含む様々な問題に言及した。外相は、国連の組織再編に触れ、安全保障理事会の常任及び非常任理事を増員する必要性を強調、国連の組織再編は最優先課題であると指摘した。