2009-11-06 ◆インド鉄鋼メーカー、10月の売上急増 【ニューデリー】JSW Steel Ltd(JSL)の2009年10月のボリューム販売は昨年同月に比べほとんど2倍に拡大、Tata Steel Ltd(TSL)、Steel Authority of India (SAIL)、Essar Steel Ltd(ESL)、Ispat Industries Ltd(IIL)を含む、インドの他の主要鉄鋼メーカーのそれも自動車や耐久消費財業界の旺盛な需要に支えられ、最大38%の堅調な伸びを見た。 エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが11月5日伝えたところによると、金属業界に対する堅調な需要は、2008年下半期に急速に落ち込んだ経済活動の顕著な復調を窺わせる。 国内最大の鉄鋼メーカーSAILが10月に販売した鋼材は85万トンと、昨年同月に比べ28%アップ、国内第2位のJSLのそれはほぼ2倍の40万トン以上を記録した。しかし、JSLの10月の粗鋼生産は45万トンと、今年9月のそれを下回った。これは10月の第1週にインド南部を襲った前例のない豪雨と洪水でVijayanagar工場の操業が停止したため。 TSLの10月の鋼材売上は建設部門の堅調な需要に支えられ、46万2000トンと、昨年同月比38%増加した。取り分け条鋼販売は89%増加した。10月の粗鋼生産は昨年同月比22%増の59万9000トン、販売可能な鉄鋼製品のそれは同27%増の57万トン、溶銑(hot metal)のそれは同17%増の64万9000トンを、それぞれ記録した。 IILの10月の鋼材売上も二桁成長を記録した。国内の鋼材需要は、堅調を維持しているが、国際市場の軟化から価格は下方圧力を受けている。IIL幹部は、「世界的な価格の軟化から顧客は一層の値下がりを予想し、買い控える姿勢を見せており、低価格の輸入品の流入もあって、価格は下方圧力を受けている」と語った。