2009-12-01 ◆ドバイ金融危機、非常ベルは不要:蔵相 【チャンディガル】「ドバイの金融危機がインド経済の土台を揺るがすようなことはない。現状で全面的な影響を判断するのは困難だが、非常ベルを押す必要はない。」Pranab Mukherjee蔵相は11月28日、以上の見通しを語った。 インディアン・エクスプレス。エコノミック・タイムズ、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダードが11月28/29日報じたところによると、蔵相は、第1に負債総額がそれほど大きくないこと、第2にインド金融機関のエクスポージャーが限られていること、の2点を掲げ、インド経済への影響はそれほど大きくないと語った。しかし何らかの影響は避けられないため、状況を注視する必要があると言う。同相によると、インドの輸出貿易に対する影響もさして大きくないものと見られる。しかし湾岸諸国からの外貨の送金難や、出稼ぎ労働者の失業問題が予想される。 ドバイの人口の42.3%をインド人が占めており、大量のインド人が同地で就業している。蔵相は「これらの出稼ぎ労働者に対する影響は注視する必要があるが、国内労働市場への影響は大きくないだろう」と指摘した。 インド政府は27日にも、「湾岸諸国における金融危機は、不動産部門や貿易部門を含むインド経済にさしたる影響を及ぼさない。しかし状況を注視して行く」との声明を発表した。 今回の金融危機は、政府所有の投資会社Dubai Worldが11月26日、6ヶ月の返済繰り延べを申請したのに伴うもので、同社が抱える590億米ドルの債務の内35億米ドルが来月返済期限を迎える。 インド中央銀行(RBI:Reserve Bank of India)はこのため、国内銀行にDubai Worldに対するエクスポージャーの開示を求めるものと予想される。