2009-12-01 ◆日本製鋼所、インド事業拡張 【ニューデリー】日本製鋼所(JSW)は、米国等の主要市場の市況が低迷する中、海外事業の重心をインドを初めとする新興経済圏にシフトしつつある。 ビジネス・スタンダードが11月30日報じたところによると、The Japan Steel Works (India) Pvt Ltd(JSWI)の佐藤育男代表兼社長は、PTI通信のインタビューに応じ「JSWの海外事業戦略において、インドは極めて重要な位置を占めている」と語った。鋳造、エンジニアリング設備機器のサプライを手がけるJSWはインドにマーケッティング及びアフター・セール・オフィスを設けている。 佐藤氏によると、JSWは、Maruti Suzuki India等の大手企業約50社の膨大な潜在需要に鑑み倉庫施設を設ける可能性を検討している。 インド自動車産業は、乗用車セグメントを中心に2008-09年の景気後退から急速に復調した。2009年4~10月期の自動車販売台数は全体として前年同期比13%以上の伸びを見た。 インドに製造拠点を設ける可能性に関して、佐藤氏は「需要次第」と語った。JSWは、最近設けた現地子会社JSWIを通じてインド業務を手がけている。 世界的な景気後退と日本経済に及ぼした影響は、少なからぬ鉄鋼メーカーの業績にも波及した。しかしインドのような新興経済体ではインフラ事業に対する大規模な投資により好需要が維持されている。