2010-01-26 ◆インド自動車産業、2012年には設備過剰に 【ニューデリー】Fitch Ratingsによると、インド自動車産業の既存プレーヤーは2012年までに年間生産能力を乗用車市場では90万台上乗せし260万台に、商用車市場では60万台上乗せし75万台に引き上げる。しかし需要は毎年10~12%の伸びが見込まれるに過ぎないため、2012年には深刻な設備過剰に陥る恐れがある。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月21日伝えたところによると、自動車産業全体の設備稼働率は2009年の80-85%から2012年には65%に下降し、世界の自動車産業が現在直面しているのと同じ状況にインドも陥ることになる。とは言え消費者にとっては、競争力ある価格の様々なモデルを選択する機会に恵まれエキサイティングな買い手市場が出現する。 現在、インド国内で組み立て作業のみを手がけているグローバル・オートメーカーは本格的な製造施設を設け、地元プレーヤーと競争することになり、Volkswagen Polo、Ford Figo、Nissan Micra等が発売される。 商用車市場では、軽商用車(LCV)と大型トラック双方のセグメントで、競争が過熱しそうだ。軽商用車市場では、Mahindra & Mahindra、Ashok Leyland-Nissan、General Motors-SAIC(上海汽車工業)等が新モデルを投入、目下市場をほぼ独占しているTata Aceと競争することになる。Tata Motors、Mahindra、Ashok Leyland、Volvo-Eicher等はまた、大型多軸トラック(heavy duty multi-axle truck)新モデルを投入する準備を進めている。 Fitch Ratingsは2010年の乗用車市場の成長率を12~14%、商用車市場のそれを5~6%と予想している。