2010-03-01 ◆蔵相、新年度予算上程、2つの挑戦提起 【ニューデリー】「インド経済は過去数ヶ月間に顕著な景気の復調を実現、向こう数ヶ月間には一層の回復が望める。政府が目下直面する2つ課題は、第1に国内経済を迅速に9%の成長軌道にのせること、第2の課題はより幅広い、安定した成長を実現することである。」国内総生産(GDP)の5.5%にのぼる財政赤字を抱えながら、個人や企業の税負担軽減にも配慮した2010-11年度予算案を26日国会に上程したPranab Mukherjee蔵相は、政府の優先課題として以上の2点を指摘した。 ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルド、ヒンドゥ・ビジネス・ラインが2月26日報じたところによると、2009年12月の製造業成長率は過去20年来最高の18.5%を記録。商品貿易輸出は、昨年11、12月に黒字を回復した後、1月も堅調な伸びを見た。しかし物価が未曾有の勢いで高騰する中、政府は、公共支出を拡大し、資源を動員する景気刺激策に見直しを加えている。蔵相は「今や非政府活動に重点をシフト、政府自身は経済的に遅れた地域や部門の支援に力を入れる必要がある」と語った。 新年度予算ハイライト *公共企業の政府持ち分売却を通じ2万5000クロー(US$54.25億)を調達。 *昨年10月以降に新規上場した公共企業の時価総額350%アップ。 *燃料価格の規制緩和検討。 *4月1日より栄養素ベースの肥料(Nutrient-based fertiliser)に補助適応。 *外国直接投資(FDI)の流入持続。FDI規則を簡素化。 *財政安定化開発委員会(Financial Stability and Development Council)設置。 *手工芸品輸出に対する2%の金利補助を1年延長。 *気候変動に強い農業計画に200クロー(US$4340万)。 *特別経済区の成長促進。 *小売り部門開放目指す。 *農業部門のローン返済期限を延長。 *農業ローンの期限内返済のための金利補助を2%に引き上げ。