2010-03-09 ◆世銀のアルナチャル融資巡る中印論争痛み分け 【ニューデリー】世界銀行の記録によれば、インドのSM Krishna外相は「インドは今後アルナチャルプラデシュ州に関わるプロジェクトに関しては世銀融資を求めない」と語ったが、世銀の中国代表は、Krishna外相の同発言に拘束力を持たせるよう要求した。 エコノミック・タイムズが3月6日報じたところによると、世界銀行は、加盟国間の紛争地帯には融資を行わないことを原則としている。 世銀のインド側代表によると、インド外相は同行のこうした原則を尊重し、上記の発言を行ったものである。しかし世銀はこれ以前からアルナチャルプラデシュ州におけるプロジェクトに財政支援を行っており、中国は何ら抗議を行わなかった。アルナチャルプラデシュ州における新規プロジェクトに関してはインド政府はそれ自身の資金で賄い、世銀に新規援助を求めないが、これ以前から世銀の融資を受けて来たプロジェクトや、アルナチャルプラデシュ州と特に明記せぬプロジェクトに関してはその限りではない。 中国側は、こうしたインド側の主張に異議を唱えたものの、双方の立場を併記した文書を、世銀を含む3者間で保管することで、最終的に合意したと言う。