2010-04-07 ◆家電メーカー、インド3D TV市場をテスト 【コルカタ】映画フィルム・アバターにより醸成された3D世界に対する関心の高まりに乗じ、サムスン、LG、ソニー、パナソニック等の家電各社はインド市場への3D TVセットの売り込みを図っている。 ビジネス・スタンダードが4月2日伝えたところによると、Samsung Indiaは、ウッタルプラデシュ州Noidaに設けた工場で今月から3D LED TVの生産を開始、初年度に3万セットの販売を目指している。Ravinder Zutshi重役(副MD)によると、これは同社LED TVの年間販売台数の10%に相当する。同社は3月にLED/LCD/プラズマ・プラットフォームの3D TV10モデルを発売したと言う。 LG Electronicsは、1700の映画館を傘下に有し、映画興行市場の40%のシェアを握るValuable Groupと手を組み、今年5月から3D TVを発売する計画だ。最近、クリケット・トーナメント『Indian Premier League(IPL)』の世界的な放送権を取得したLGは、バーやレストラン等、クリケット・ファンが集まる場所に3D TVを売り込む戦略だ。Valuable GroupはIPLの最後の4試合を3D方式で生中継する。LGは世界の3D TV市場の25%のシェアを獲得し、他社に対する優位を保つとともに、値下がりに対処することを目指している。LGは、世界の3D TV市場が今年380万台、2011年には1300万台に達するものと予想、LCD TV市場における同社のシェアを10%ポイント上回るシェア獲得を目標にしている。同社は2010年のLCD TV販売台数が昨年の520万台から2500万台に拡大、LCD TV市場シェアも昨年の11%から15%に拡大すると見ている。 ソニーとパナソニックは、5~6月の間に世界市場における3D TVの販売を開始する計画だ。両社はインドで販売する製品をほとんど全て輸入している。 アナリストらによると、インドの消費者は最先端のテクノロジー製品を世界の他の主要市場と同時に体験するまでに成熟しつつあるが、インド市場においては依然としてコストが鍵となる。3D TVの価格は目下のところ通常の2Dテレビジョン・セットを25%ほど上回る。加えて3Dメガネだけで5000ルピーする。例えばサムスンの40~65インチ3D LEDテレビジョンの価格は13万~43万5000ルピー。46~55インチの3D LCDテレビジョンのそれは12万9000~18万6900ルピー。63インチの3DプラズマTVは30万ルピーにのぼる。また標準化されていない技術上の問題等もなお存在するため、各社がそれぞれの売上げ目標を達成するのは、決して容易ではなさそうだ。