2010-04-14 ◆三井、ハリヤナ経済特区の400エーカーを賃借 【ニューデリー】Reliance Industries Ltd(RIL)はハリヤナ州における特別経済区(SEZ)計画に三井物産を引き入れることに成功したようだ。総投資額100億米ドル、総面積2万5000エーカー、インドで最も野心的、最大規模のSEZプロジェクトがこれでやっと離陸できそうだ。 エコノミック・タイムズが4月12日、RIL筋の消息として報じたところによると、三井はGurgaon-Farrukhnagar沿いの350~400エーカーの土地を取得、ロジスティクス・パークを設ける計画でRILと仮契約を結んだ。1エーカー約1クロー(US$22万4000)として、取引のサイズは400クロー(US$8988万)前後と見られる。 ハリヤナSEZプロジェクトは2005年に立案され、貨物専用空港、2000MW(メガワット)の発電所、首都デリーとの鉄道リンク等を備え、50万人分の就業機会を創出するはずだった。 RILは2005年にハリヤナ州工業インフラ開発公社(HSIIDC:Haryana State Industrial & Infrastructure Development Corporation)と合弁契約を結んだ。同契約の下、HSIDCは500クロー(US$1.12億)相当の1400エーカーの土地を同プロジェクトに注入し、取締役会の3分の1の議席を手に入れた。プロジェクトの90%のシェアを握るRILは、Walt Disney、あるいはTime Warner、もしくはUniversalと提携し、テーマー・パークを開発することも計画した。 インドのSEZブームは2006年にピークに達したが、需要の低迷と土地買収を巡る問題等で、多くのプロジェクトが棚上げされ、投資家の撤退が続いた。2008年第4四半期に発生した金融危機とそれに続く世界的景気の後退で、ハリヤナSEZ計画も停頓した。 しかし最近になって外国投資家のインド市場に対する関心が再び高まる中、RILは昨年、Infrastructure Leasing & Financial Services Ltd(IL&FS)を同プロジェクトのパートナーに引き入れた。 消息筋によると、三井の他にも日本企業2社がハリヤナSEZに関心を表明、目下関係交渉が進められている。しかしRILスポークスパースンは以上の消息についてコメントすることを控えた。