2010-05-14 ◆3月の工業生産指数成長率13.5% 【ニューデリー】インドの工業生産指数(IIP:Index of Industrial Production )は3月に13.5%(0.3%)の成長を記録、6ヶ月連続の二桁成長を維持した。しかし今年1月の16%.7(1.0%)、2月の15.1%(0.2%)には及ばなかった(括弧内は前年同期の伸び率、以下同様)。 デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダードが5月12/13日、統計及び計画実施省(Ministry of Statistics and Programme Implementation)中央統計局(Central Statistical Organisation)の暫定統計数字を引用し伝えたところによると、3月には製造業が耐久消費財部門と資本財部門の好調に支えられ14.3%(-0.3)の成長を見、IIPの伸びを牽引した。鉱業部門は11%(1.9%)、電力部門は7.7%(6.3)と、何れも昨年同期の伸びを上回った。 用途に基づき分類(use-based classification)した製造業各部門の伸び率を見ると、基本材部門は10.1%(1.9%)、資本財部門は27.4%(-6.3%)、中間財部門は12.7%(1.9%)、消費財部門は10.6%(1.3%)、耐久消費財部門は32%(8.4%)、非耐久消費財部門は3.3%(-1%)と、やはり各部門ともに昨年同月の伸びを大幅に上回った。 全国産業分類(national industrial classification)主要17業種中14業種が3月にプラス成長を記録した。特に金属製品および部品部門は42.8%、食品部門は26.2%の成長を記録した。しかしジュート、繊維製品、毛織物、絹製品、人造繊維部門はマイナス成長を記録した。 この結果、2009-10通年のIIP成長率は10.4%と、前年の2.8%に比べ顕著な復調を見た。業種別に見ると、製造業は10.9%(2.8%)、鉱業は9.7%(2.6%)、電力部門は6%(2.8%)と、何れも前年の伸びを大きく上回った。 計画委員会(Planning Commission)のMontek Singh Ahluwalia副委員長は、今会計年度もIIPの二桁成長が持続すると予想した。それによると、IIPの成長がさらに鈍化する余地は残されているが、二桁成長を割り込む可能性は少ないと言う。 Pranab Mukherjee蔵相は、3月のIIP成長率は前月を下回ったものの、2009-10年の7.2%の国内総生産(GDP)成長見通しを維持するのに十分と指摘した。 Anand Sharma商工相は「3月のIIPの伸び率が前月を下回ったのは、マイナーな変動だが、落ち込みがどこに由来し、その理由が何かを突き止め、広範囲にわたる力強い成長を維持するために必要な策を講じる」と語った。