2010-05-21 ◆政府、新日鐵にSAILスタッフの訓練要請 【ニューデリー】インド政府は新日本製鐵に、7万クロー(US$152.18億)の拡張計画に取り組んでいる国営Steel Authority of India Ltd (SAIL)スタッフの訓練を要請した。 デカン・ヘラルドとビジネス・スタンダードが5月19/20日報じたところによると、最近、SAILのS K Roongta会長を含む代表団を率いて韓国と日本を訪問した鉄鋼省のAtul Chaturvedi次官はこの日記者会見し以上の消息を語った。それによると、代表団は日本で新日鐵幹部と会見した際、以上の打診を行った。2010年4月1日現在SAILは11万6000人のスタッフを擁し、新日鐵とのこの種の提携を希望している。新日鐵はインドでは目下、Tata Steelの自動車用鋼材の製造を支援している。 一方、SAILは韓国のPoscoと合弁でインド国内に鉄鋼プラントを設ける協定を9月末までに結ぶ。SAILのRoongta会長も18日、Poscoと2つのプラントを設ける交渉が詰めの段階を迎えていると語った。 SAILは、2020年までに年産能力を現在の1400万トンから6000万トンに拡張する計画の一環として、ArcelorMittalおよびTata Steelとも共同で、インド国内に鉄鋼プラントを設ける交渉を進めている。 SAILはPoscoとはジャールカンド州Bokaroで粉鉱石と非コークス用炭を用いた年産150万トンのプラントを建設する計画で、Finex技術を採用する。Poscoは同プロジェクトの支配権益取得を希望しており、SAILも支配権益を手放す用意がある。 SAILはこの他、マハラシュトラ州に冷延無方向性電気鋼板(cold rolled non-oriented electrical steel sheets)の製造施設を設けることを検討している。 Chaturvedi氏は、投資額に言及しなかったが、業界筋によると、これら2件のプロジェクトの投資額は各1万5000クロー(US$32.61億)前後と言う。 Poscoはオリッサ州に5万4000クロー(US$117.4億)を投じ総合的鉄鋼プラントを設ける計画だが、同計画は過去5年間、ほとんど進捗を見ていない。こうした中でPoscoは、昨年SAILと、合弁でインド国内に鉄鋼プラントを設ける覚書を交換した。 ジャールカンド州Bokaroの年産350万トンの鉄鋼プラントを2011-12年までに約1万クロー(US$21.74億)を投じて年産700万トンに拡張することを計画するSAILは、Bokaroに多くの土地を保持しており、Poscoとの合弁事業にこうした土地を充当することができると言う。