2010-05-21 ◆SAIL、製造業輸出業者に鋼材長期購買契約提案 【コルカタ】国営Steel Authority of India Ltd (SAIL)は、製造業輸出業者(engineering exporters)に、原料の安定供給を確保する上からもSAILと鋼材の長期購買契約を結ぶよう提案した。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月19日伝えたところによると、SAILのS.K. Roongta会長は、工学品輸出振興委員会(EEPC:Engineering Export Promotion Council)主催のEEPCIndia表彰式の席上、以上の提案を行った。 これに先だってEEPC-India東部地区本部のB.N. Agarwal議長は、「中小製造業者はISPグレード銑鉄の供給不足と銑鉄価格の変動に直面している」とし、SAILに小口取引契約を結ぶ中小製造業者に対する銑鉄の安定供給を確保するよう要請した。 これに対してRoongta会長は、例えば6ヶ月程度の長期契約を結ぶことにより、この種の困難を克服するよう提案した。 同会長はまた、国内製造業輸出業者は国内市場向けと輸出市場向けの2種類のスタンダードを設ける伝統思考から脱け出し、より創造的になる必要があると指摘した。それによると、低賃金労働に依存した競争力は急速に消滅しつつあり、輸出業者は製品、サービス、ソリューションの面でより創造的になる必要がある。もしそのことができるなら、政府補助や原料価格等の問題も自ずから解決できる。 為替レートの変動に対処する上では、バリューチェーンを遡り、高付加価値製品を製造する必要がある。もしSAILが世界最高品質の鋳物を製造できるとすれば、他の工学製品に関しても可能なはずである。東部地区の工学産業ユニットはバリューチェーンを遡り、より高品質な製品を製造する潜在能力を備えている。弱いルピーが輸出に大きく貢献するようなことは最早ない。 政府補助も同様で、インフラ整備面での貢献を除き、国内業界のために提供できる政府補助は限られている。 技術労働者の育成は、もう一つの重要課題で、過去3年の持続的成長で、技術労働者の供給は逼迫していると言う。