2010-06-11 ◆三菱鉛筆、現地製造合弁協議 【ムンバイ】三菱鉛筆株式会社は西ベンガル州Kolkata拠点のLinc Pen and Plastics Ltd(LPPL)と、製造合弁交渉を進めている。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月8日報じたところによると、LPPLのDeepak Jalan重役(MD)は同紙に以上の消息を語った。それによるとインドに投資し、安い労働力を梃子にコスト・ダウンを目指す三菱鉛筆は、LPPLと合弁を組みコルカタの同社施設を利用することを希望している。 LPPLはこれ以前からユニボール商標筆記具のマーケッティングで三菱鉛筆と提携して来た。輸入税は既に15%に引き下げられたものの、三菱鉛筆は現地製造を通じ、マージンを一層改善できる。 三菱鉛筆の横石浩取締役兼海外営業部長によると、低い包装コストを通じ価格を引き下げることができる他、インド市場向け特別輸出価格も存在する。こうした点を配慮し、インドに拠点を設けることを検討している。 インドの筆記用具市場規模は2000クロー(US$4.35億)で、年率8~10%の成長を遂げている。組織市場はCello、Linc、Reynolds等のブランドに牽引されている。三菱は最近、Jetstreamブランドのペンをインド市場に紹介した。しかし、インドでは依然として未組織部門が活況を呈しており、ブランド品がプレゼンスを構築するのは容易でない。LincはShah Rukh Khan、CelloはDhoni、ReynoldsはSachin Tendulkarをブランド大使に指名、ブランド・イメージの普及を図っている。 傘下に文房具を専門に販売するJust Lincストア10店舗を擁する年商225クロー(US$4891万)のLPPLは、小売りビジネスのハイコストに直面、最近、小売りビジネス拡張計画を暫時棚上げした。LPPLはボールペン、ゲルペン、ローラーペン等の筆記用具市場の10%のシェアを占めている。 LPPLはインド・クリケット連盟(IPL:Indian Premier League)のRajasthan RoyalsチームやKolkata Knight Ridersチームの共同スポンサーを務めている。昨シーズンは同スポンサーシップに7クロー(US$152万)を投じた。最近のIPLスキャンダルに関わらず同社はスポンサーを続ける方針だ。クリケットとボリウッドは若者を中心とした観衆を動員する力を有する。このため同社は両者に照準を合わせていると言う。