2010-06-18 ◆5月のヘッドライン・インフレ終に二桁マーク 【ニューデリー】卸売物価指数(WPI:wholesale price index)をベースにした5月のヘッドライン・インフレ(総合インフレ)は、食品、一次産品、燃料に加え、コア・セクターの値上がりを背景に、過去19ヶ月来最高の10.16%を記録、終に二桁台に突入した。ちなみに前月のインフレ率は9.6%(暫定数字)、昨年同期は1.38%だった。このため中央銀行Reserve Bank of India(RBI)が金利を引き上げる可能性が予想されている。 デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月14/15日報じたところによると、商工省は14日以上の数字を発表した。 それによると、5月の食品インフレは16.49%と、依然高水準を維持しているが、前月の16.87%を下回った。昨年同期に比べ豆類は32%、ミルクは21%、果実は16%、米は8%値上がりした。食品価格は前月比では5%アップ、中でもジャガイモが8%以上値上がりした。 インフレは非食品価格にまで拡大、冬期農作物の供給拡大に伴うインフレ沈静化を阻害している。昨年同期に比べ綿繊維は21%、鋼材は同20%、砂糖は同26%、それぞれ上昇した。 ポリシー・メーカーがコア・インフレの指標とする製造業インフレは6.41%と、やはり前月の6.7%を僅かに下回ったものの、昨年同期の2.18%を大幅に上回っている。燃料インフレは13.05%と、昨年同期の-6.14%に比べ急上昇した。 一方、3月の総合インフレ率は当初発表の9.9%から11.04%に上方修正された。したがって3月時点で既に二桁台をマークしており、それに比べれば5月の10.16%はやや沈静化したと言える。ヘッドライン・インフレは主に高い食品価格に牽引されていることからアナリストらは、冬期作物の供給が増す4月以降沈静化するものと予想していた。 中央銀行は、インフレが2010年半ばには沈静に転じ、雨期の降雨が平年並みなら食品価格は下降、2011年3月末までにヘッドライン・インフレは5.5%のレベルまで鈍化すると予想している。