2010-06-25 ◆自動車部品産業US$19.57億投資:ACMA 【ニューデリー】インドの大小の自動車部品メーカー約500社は、内需拡大と、海外需要の復調に伴う設備能力逼迫を解消するため、2010-11年度に既存設備のアップグレードや新設備の増設に合計9000クロー(US$19.57億)を投資する見通しだ。 ビジネス・スタンダードが6月22日報じたところによると、自動車部品製造業者協会(ACMA:Automotive Component Manufacturers' Association)のJayant Davar会頭はこのほど以上の見通しを語った。それによると、国内における少なからぬ新モデルの発売や海外需要の持続的復調に伴い需要が供給を遙かに上回る状況が生じている。このため今年内に昨年度の6750クロー(US$14.67億)を33%上回る9000クローが投資され、設備能力は20~25%拡大するものと見られる。 Motherson Sumi Systemsは2010-11年度に500~550クロー(US$1.09億-1.2億)の資本支出を予定しており、内230~300クロー(US$5000万-6522万)をインド・ビジネスに投資する。Tata AutoComp Systems (Taco)は今年、新プラントの建設と技術のアップグレードに300クロー(US$6522万)を投資する。 Motherson SumiのPankaj Mittal重役(COO)は、「新モデルへのアップグレードに伴う旺盛な需要で、こうした成長基調は今後も続くものと見られる。このためリード・タイムも考慮し、今会計年度に230~300クローを投じ、将来の需要に備える方針を決めた」と語った。 Davar会頭によると、コンポーネントの供給不足でインド自動車産業の生産の5~7%が影響を受けている。また中国から輸入されるタイヤとバッテリーの供給も逼迫、こうした状況を背景にサプライヤーは非合理な値上げを要求していると言う。 ACMA副会頭も務めるWheels IndiaのSrivats Ram重役(MD)によると、国内におけるインフレの高騰と、ルピー為替レートの上昇が、コンポーネント業界の僅かな利鞘に圧力を加えている。コンポーネント業界は、需要に応じるため拡張投資を強いられているが、電力/燃料/人件費等のコストが上昇する中で、投資収益を確保するのは極めて難しい状況にあると言う。