2010-07-21 ◆6月の輸出30%アップ、8ヶ月連続プラス成長 【ニューデリー】工学、石油、鉄鉱石、化学、宝飾品等の大規模産業部門の好調と比較対象になる前年同期の低調なパフォーマンスに支えられ、今年6月の輸出177億5000万米ドルと、前年同期の135億米ドルに比べ30.4%アップ、8ヶ月連続のプラス成長を維持した。 デカン・ヘラルド、ファイナンシャル・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダードが7月19/20日報じたところによれば、今年6月の輸入は283億米ドルと、昨年同月の226億米ドルに比べ23%増加した。この結果貿易赤字は105億5000万米ドルに拡大した。 今会計年度第1四半期(2010/4-6)の輸出は506億米ドルと、前年同期の354億米ドルに比べ32.25%増加した。 今年6月と第1四半期の輸出は石油製品が各66%/70%、工学製品が各90%/45%、鉄鉱石が各80%/130%、宝飾品が各24%/30%、化学品が各41%/38%、製薬製品が各4.5%/16%、それぞれ増加したが、既成衣料品輸出は各14%と2.5%ダウン、茶の輸出もマイナス成長を記録した。 第1四半期の輸入は830億米ドルと、前年同期の509億米ドルに比べ34%アップした。第1四半期の輸入を品目別に見ると、石油製品が50%、機械が14%、鉄鉱石が81%、医薬品が14%、化学品が34%、石炭が31%、それぞれ増加した。この結果同期の貿易赤字は322億米ドルに達した。 商工省のRahul Khullar次官はカレンダー・イヤー第1四半期(2010/1-3)の経常収支の赤字が130億米ドルと、過去30年来最大規模に達した点に触れ、資本勘定の黒字で相殺でき、依然管理可能な水準と指摘した。同次官によると、米国、欧州、日本向け輸出は輸出全体の40%を占めたが、成長は主に新興市場により牽引された。財政・金融危機に陥った欧州市場の状況は依然改善しておらず、インドの貿易が不況を乗り切ったと判断するのは時期尚早と言う。 今年1月以来の輸出パフォーマンスは、5月の35.1%増161億米ドル、4月の36%増168億8700万米ドル、3月の54.1%増199億米ドル、2月の34.8%増160億9000万米ドル、1月の11.5%増143億4000万米ドルと、3月の54.1%の伸びをピークに成長率は鈍化しているものの、絶対額は概して増加基調を保っている。 インドの輸出貿易は昨年(2009-10)は4.7%のマイナス成長を記録したが、2010-11年には約15%の成長が目指されている。 なお輸出振興委員会(EPC:Export Promotion Council)が19日発表したところによると、第1四半期の特別経済区(SEZ)からの輸出は5万8756.68クロー(US$127.74億)と、前年同期の3万5013クロー(US$76.12億)に比べ67.8%増加した。