2010-07-28 ◆産業動静:鉄道 ○鉄道新路線建設に民間投資導入 【ニューデリー】政府は国内の鉄道輸送能力を拡大するため、新たな鉄道路線敷設プロジェクトや接続プロジェクトに民間の参画を得る方針を決めた。 エコノミック・タイムズが7月23日報じたところでは、鉄道省は、20キロ以上の新規鉄道接続プロジェクトに出資する民間企業の運賃をディスカウントする新スキームを立案した。 民間企業はまた、Indian Railways(IR)と請負契約を結び、IRの所有地以外の土地をそれ自身で買収、鉄道を敷設した後、30年間にわたり、その経営と保守を手がけることができる。IRはその種の鉄道路線の利益の最大4%を料金として徴収する。IRはこの他、鉄鉱山会社と炭鉱会社以外の民間企業に3つの投資オプションを提供すると言う。 ○苦情多発で車内食堂サービスを親会社の直接経営に 【ニューデリー】Indian Railways(IR)は、子会社のIndian Railway Catering and Tourism Corporation (IRCTC)から車内食堂業務を取り戻し、自ら直接経営する。 エコノミック・タイムズ、ファイナンシャル・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月23/24日報じたところによると、IRは23日以上の方針を発表した。IRのステートメントによると、IRは1999年に車内食堂業務をIRCTCに委ね、中核とする鉄道輸送ビジネスに専心して来た。しかしその後車内食堂サービスに対する苦情が増加し、改善が図られなかったことから、再び直接経営に転換する方針を決めた。IRCTCは車内食堂業務から段階的に手を引くが、駅舎キャンティーン等の経営は引き続き手がけると言う。IRが如何なるサービス改善策を講じるかは不明。 ○鉄道車輌会社Titagarh、西アジア市場開拓目指す 【ニューデリー】インド最大の民間鉄道車輌メーカー、Titagarh Wagons Ltd (TWL)は、フランス企業Arbel Fauvet Rail (AFR)のビジネスと資産を買収後、西アジア市場進出を目指し、チュニジアにおけるプロジェクト交渉を進める一方、サウジアラビア進出の機会も探っている。 ビジネス・スタンダードが7月18日、TWLのJ P Chowdhary会長の言を引用し伝えたところでは、同社が先週買収したAFRは欧州に強力なプレゼンスを有するだけでなく、アフリカでもビジネスを手がけている。TWLは中東、中でも湾岸諸国に照準を合わせ、世界ビジネスを展開すると言う。 ○ボンバルディア、地下鉄車輌納入契約獲得 【トロント】カナダの重電機会社Bombardier Incは、デリー地下鉄公社(DMRC:Delhi Metro Rail Corp Ltd)から地下鉄車輌40輛、総額約5500万米ドルの納入契約を獲得した。 エコノミック・タイムズが7月23/24日伝えたところでは、ボンバルディアは23日以上の発表を行った。同社は先月もDMRCから74輛、総額1億100万米ドルの車輌納入契約を獲得している。これらの車輌は2011年中に引き渡される見通しで、DMRCはボンバルディア製MOVIA metro car538輛を所有することになる。 ○国鉄、6月の貨物輸送横ばい、貨物売上げ7%アップ 【ニューデリー】Indian Railways(IR)の6月の貨物輸送量は前年同月比0.47%増の7994万トン、売上げは同6.99%増の4870.62クロー(US$10.36億)を記録した。 ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月17日報じたところでは、鉄道輸送量を測定するパラメータNTKM(net tonne kilometre)は、石炭/セメント/肥料/穀物、製鉄所向けの鉄鉱石/石炭輸送については何れもプラス成長を見た。しかし輸出向け鉄鉱石とコンテナ輸送のNTKMは大幅な落ち込みを見た。とは言え輸出向け鉄鉱石1トン当たりの売上げは昨年同月比96%アップした。また貨物1トン/1km当たりのコンテナ輸送売上げは昨年同月比約22%アップした。