2010-08-20 ◆7月の輸出成長率13.2%に鈍化 【ニューデリー】インドの今年7月の輸出額は162億4000万米ドルと、昨年同月の136億2000万米ドルに比べ13.2%増加した。しかし一昨年7月の190億米ドルには及ばなかった。 ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥー、エコノミック・タイムズが8月18日報じたところによると、商工省のRahul Khullar次官は17日以上の暫定数字を明らかにした。公式の貿易統計は9月1日に発表される。 それによると、今年7月の輸入は291億7000万米ドルと、昨年同月の196億2000万米ドルに比べ34.3%増加した。 今年7月の貿易赤字は130億米ドルと、昨年同月の106億米ドルを上回り、過去22ヶ月来の最高をマークした。 今年初4ヶ月(2010/4-7)の輸出は、前年同期比30.1%増の686億米ドル、輸入は同33.3%増の1122億米ドルを記録した。金、機械、鉄鋼、化学品、石油製品、宝飾品等の需要増加が輸入の伸びを加速した。この結果、年初4ヶ月(2010/4-7)の貿易赤字は436億米ドルに達した。 野村證券によると、貿易赤字の膨張は、資本の純流入で相殺されるため、さして懸念するには及ばない。輸出成長率の鈍化は、昨年同期の数字が低水準だったことに伴うベイス効果(base effect)が最早期待できなくなったため。また輸出はまだ経済危機発生以前の水準まで回復しておらず、毎月25~30%の成長が記録された時代はもう終わったと言う。 Khullar次官によると、米国や欧州連合(EU)の景気回復に息切れが生じ、またインド自体の景気刺激措置も徐々に解除されることから、今年下半期の成長率は、上半期を下回るものと予想される。とは言え2010-11年の輸出目標額2000億米ドルは実現可能と言う。