2010-08-25 ◆政府、US$2.24億追加輸出奨励策発表 【ニューデリー】世界経済復調の脆弱さが懸念される中、インド政府は23日、総額1052クロー(US$2.24億)の新輸出奨励策を発表した。 ファイナンシャル・エクスプレス、デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、エコノミック・タイムズが8月23/24日報じたところによると、Anand Sharma商工相は、市場志向スキーム(FMS:Focus Market Scheme)下に提供されるFOB(free-on-board)価格の3%、製品志向スキーム(FPS:Focus Product Scheme )下に提供される同2%、合計5%の既存の奨励措置(対象135品目)に2%のボーナス奨励措置を上乗せすると発表した。 この他、2009年8月に発表された期限2年のゼロ関税輸出振興資本財(EPCG:Export Promotion Capital Goods)スキームは2012年3月31日まで延長され、適応品目に紙製品、セラミック製品、耐火物、ガラス、合板、海事製品、スポーツ用品、玩具、追加エンジニアリング製品が加えられた。 輸出に大きく寄与したものに対する1%の『ステータス・ホルダー奨励計画(SHIS:Status-Holder Incentive Scheme)』の期限は2011-12年度まで1年延長され、適応範囲も化学品、紙製品、ガラス、ゴム、合板、電気製品、スポーツ用品、玩具にまで拡大された。 農産物輸出振興政策(Vishesh Krishi and Gram Udyog Yojana)下の移転可能な税控除スクリップ(duty credit scrip)制度は、フード・パーク用コールド・チェーン設備の輸入にも適応されることになった。 欧州27カ国向け既製服輸出に対する『市場にリンクした重点商品計画(MLFPS:Market Linked Focus Product Scheme)』の期限は2011年3月31日まで6ヶ月延長された。 また輸入原料に対する『免税優待パスブックスキーム(DEPB:Duty Entitlement Passbook Scheme)』下の輸出奨励措置は2010年12月に期限が切れるはずだったが、6ヶ月延長された。 2009-2014年外国貿易政策(FTP:Foreign Trade Policy 2009-14)年次補足(annual supplement)に盛り込まれた以上の輸出奨励措置は、繊維、皮革、手織り機、手工芸、運動具、玩具、一部の自転車部品等の労働集約産業の新市場開拓や技術向上を支援するもので、輸出業者や業界組織は、「今会計年度の2000億米ドルの輸出目標達成に寄与する」と一様に歓迎している。しかし、これだけでは不十分とする向きもある。 昨年発表されたFTPには、世界的な経済危機の影響を乗り切るため、様々な奨励策が盛り込まれたが、資金難から来年までに、政府がその多くを停止するものと予想されている。Sharma商工相は「我々はまだトンネルを抜け出していない」と、景気刺激策の必要性を改めて強調した。