1995-12-21 ◆<星>来年は一部建材の値上がりも:建設業開発局 【シンガポール】今年初以来比較的安定を保ってきた一部の建材が来年は値上がりする可能性も予想されるが、コンクリート用砂、花崗岩、セメントについては向こう数四半期に高騰する恐れは少ない。 建設業開発局(CIDB)出版の“コンストラクション・フォーカス”11/12月号によると、建材価格指数(BMPI)は9月に年率2.3%と比較的高い上昇を見た。BMPIは今年第1四半期には1%以下の上昇にとどまっていたが、7月には1.2%、8月には2.1%と上昇の速度を速めている。昨年のBMPIは一昨年に比べ多少下降したが、今年はその上昇が売上不振に悩む不動産開発業者の関心を呼んでいる。 セメント・サプライヤーは供給の逼迫からディスカウントを控えており、また第3四半期末に一部花崗岩採石場の砕石機が運転不能に陥ったため砕石の値上がりも予想されている。 過去3四半期にわたり安定を維持してきたコンクリート用砂の価格は、競争の過熱もあって今後も値上がりが抑制されそうだ。 2四半期にわたりトン当たり525Sドルのレベルを保ってきた輸入鉄筋価格は第3四半期に517Sドルに下降した。これには反ダンピング税がトン当たり111Sドルから54Sドルに引き下げられたことが影響しており、最終的な反ダンピング税が更に引き下げられる見通しのため、輸入鉄筋価格の一層の軟化も予想される。 年初3四半期にわたり値上がりを続けてきた煉瓦は今後暫くは安定を保ちそうだ。昨年末以来の煉瓦の供給逼迫はマレーシアにおける品不足によるものだったが、値上がり後も非伝統的供給国からの輸入を促すには至らず、マレーシアの煉瓦工場の中には国内市場への供給よりもシンガポールへの輸出を優先するものも有ったと言う。(ST:12/20)