2010-10-27 ◆9月の輸出23%アップ、貿易赤字縮小 【ニューデリー】今年9月の輸出は180億2000万米ドルと、昨年同月の146億米ドルを23.2%上回り、また今会計年度に入って初めて一昨年同月の158億米ドルを上回った。ちなみに一昨年同月は世界的金融危機の打撃で、経済活動が大幅にスローダウンしていた。 デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネスライン、エコノミック・タイムズが10月25/26日報じたところによると、商工省のRahul Khullar次官は25日以上の数字を明らかにした。それによると、これは主に比較の対象になる昨年同月および一昨年同月の数字が低調だったことに伴うベイス効果(base-effect)と高額製品の輸出が伸びたことによる。 世界的金融危機と海外需要の縮小からインドの輸出は2009年10月にプラス成長を回復するまで、1年にわたり下降線を辿った。 Anand Sharma商工相は、2010-11年度の2000億米ドルの輸出目標達成に楽観的見通しを示した。それによると、上半期(2010/4-9)の輸出は前年同期比27.6%増の1033億米ドルと、既に目標額の半ばを超えている。 Khullar次官によると、化学品、工学製品、宝飾品、皮革製品、既製服や綿製品を含む繊維製品等の輸出品目には、顕著な復調の兆しが見られる。貿易赤字も9月は過去6ヶ月来最低の91億2000万米ドルに縮小した。とは言え今年上半期の貿易赤字は632億米ドルに達している。今会計年度通年の貿易赤字は、国際石油価格の上昇もあって1350億米ドルに達するものと懸念される。8月の貿易赤字は過去23ヶ月来最高の130億6000万米ドルに達した。Khullar次官によると、インドは膨大な貿易赤字に耐えられない。9月の貿易赤字は縮小の兆しを見せたとは言え依然深刻な状況にある。しかしまだ非常ベルを押す段階には至っていないと言う。 今年9月の輸入は271億4000万米ドルと、昨年同月比26.1%増加、今年上半期の輸入は前年同期比29.9%増の1665億米ドルに達した。