2010-11-05 ◆スポット価格軟化で商業発電業者窮地に 【ニューデリー】スポット市場における電気料金が持続的に下降する中、民間電力開発業者の商業発電の夢が悪夢に変わる恐れが生じている。 ヒンドゥー・ビジネスラインが11月1日報じたところによると、電力の加重平均価格は、2、3年前には1ユニット7ルピー以上し、ピーク価格は二桁に達していたが、今年1月から9月の間の2電力取引所における平均価格は4ルピーに下降した。 主に財政難の州電力局(SEB)が経営している送配電会社は、現金決済せねばならない取引所での電力調達に消極的で、取引所におけるスポット価格が非現実的低水準にも関わらず、都市郊外や農村部では、日常的に電力供給がカットされている。 加えて州際送電網の整備が発電能力の増加に追いつかない現状から、今後建設される発電所の前途に陰影が生じている。Naveen Jindal Group、Videocon、Adani Group、Indiabulls等は何れも商業発電業者を標榜し、マーチャント・パワー・キャパシティーの拡大を図っている。これらの業者が建設した発電所の電力は取引所か、相対取引によりスポット市場で売買される。 昨年度追加された9585MW(メガワット)の発電能力の内、4287MW、全体の45%が民間デベロッパーにより開発され、発電量の大きな部分がスポット市場で取引されている。今年追加される1万4000MWのキャパシティーに関してもおよそ40%が民間部門の手によるもので、やはり発電量の多くがスポット市場に回されることになる。