2010-11-23 ◆SAIL/Poscoの合弁交渉難航 【ニューデリー】国営Steel Authority of India Ltd(SAIL)と韓国企業Poscoが1万1000クロー(US$25億)を投じ、ジャールカンド州Bokaroに当初年産150万トンの鉄鋼プラントを設ける合弁計画は、詳細プロジェクト報告書(DPR:detailed project report)が既に準備されつつあるが、一連の意見の相違が顕在化し、交渉の行方が危ぶまれている。 ビジネス・スタンダードが11月17日報じたところによると、最大の問題は何れがプロジェクトの支配権益を保持するかと言う点。SAIL幹部は「この問題は覚書には特に触れられていなかったが、Poscoは支配権益を強く要求し、譲ろうとしない。Poscoは極めて困難な交渉相手だ」とコメントした。プロジェクトは最終的に年産300万トンに拡大される。 ○Posco、カルナタカ州にメガ鉄鋼事業移転? 【バンガロール】オリッサ州に5万クロー(US$113.65億)を投じ年産1200万トンの鉄鋼プラントとJagatsinghpurに専用港を建設する計画の環境認可が長期にわたりペンディングされる中、韓国の大手鉄鋼会社Poscoは今やカルナタカ州に目を転じたようだ。 エコノミック・タイムズが11月17日伝えたところによると、カルナタカ州政府のS V Ranganath総務次長はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、Posco幹部は最近、同氏と会談した。同次長は関心を表明しただけでは不十分であり、行動で示さねばならないと指摘。Poscoは一定の金額を州政府に預けた。目下用地の取得作業が進められている。Poscoは必要な鉄鉱石の3分の1を州内の鉱山から調達できると言う。Poscoは同州に当初年産600万トンのプラントを設ける見通しだ。 ○Posco、マハラシュトラ州にも製造施設検討 【コルカタ】マハラシュトラ州が世界第3位の鉄鋼メーカーPoscoの製造拠点候補地として浮上している。 ヒンドゥー・ビジネスラインが11月18日伝えたところによると、Poscoはマハラシュトラ州に冷間圧延鋼製造施設を設け、自動車産業や家電産業の需要に応じる可能性を検討している。投資額は5億米ドルで、プラントの年産能力は180万トンと見積もられる。 ○Poscoの撤収はない:オリッサ州政府 【ブーバネスワル】オリッサ州政府は17日、中央政府の環境森林省が環境認可を取り消したとは言え、Poscoが同州における年産1200万トンの鉄鋼プロジェクトに見切りをつけ、撤退することはないと強調した。 エコノミック・タイムズが11月17/18日報じたところによると、オリッサ州政府のRaghunath Mohanty鉄鋼・鉱業部長は同紙に以上の考えを語った。それによると、Poscoは同州政府に撤退の意向を伝えていない。カルナタカ州において別途鉄鋼プロジェクトを手がけるにしても、そのことがPoscoのオリッサ州からの撤退を意味する訳ではないと言う。