2010-12-16 ◆10月の工業生産成長率10.76%マーク 【ニューデリー】自動車や耐久消費財等の製造業及び電力生産の好調に支えられ、10月の工業生産指数(IIP:Index of Industrial Production)の伸びは10.76%をマーク、それ以前2ヶ月の低調な伸びから目覚ましい復調を見た。 ザ・ヒンドゥー、ファイナンシャル・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネスラインが12月11日報じたところによると、今回実現された二桁成長の特異な点は、これ以前の二桁成長が何れも前年同期の低調なパフォーマンスをベースにしていたのとは異なり、昨年同期の10.1%伸びの上に実現されたこと。このためPranab Mukherjee蔵相を初めとするポリシーメーカーらは、通年で10%近い成長を実現する可能性が高まったと、自信を深めている。しかし一部のアナリストは中央銀行Reserve Bank of India(RBI)の金融引き締め措置に加え、下半期は、上半期と異なり比較の対象になる昨年同期の経済成長率が高水準だったため、二桁成長を維持するのは容易でないと見ている。計画委員会(Planning Commission)のMontek Singh Ahluwalia副委員長は「私は(通年のIIP成長率)が10%に達するよう期待しているが、実際のところそうはならないだろう」とコメントした。 中央統計局(Central Statistical Organisation)が10日発表した10月のIIPの成長率を部門別に見ると、製造業生産11.3%(10.8%)、電力生産8.8%(4%)、鉱業生産6.5%(9.1%)と、製造業部門と電力部門が成長の牽引役を務めたが、鉱業部門の伸びは昨年同期(括弧内の数字、以下同様)に及ばなかった。 用途に基づき分類(use-based classification)した製造業各部門の伸び率は、資本財部門22%(10.9%)、耐久消費財部門31%(18.3%)、非耐久消費財部門0.1%(8.6%)、軏{財部門7.7%(4%)、中間財部門9.5%(15.4%)と、資本財部門と耐久消費財部門の好調が顕著な反面、非耐久消費財部門は不振で、中間財部門の伸びも昨年同期に及ばなかった。 この結果、今年初7ヶ月(2010/4-10)のIIP成長率は10.3%(6.9%)で、内訳は製造業11%(6.8%)、鉱業8.3%(8.1%)、電力4.6%(6.3%)。製造業各部門の伸び率は、資本財部門24%(6%)、耐久消費財部門24.4%(18.6%)、非耐久消費財部門1.7%(1%)、中間財部門10.4%(10.1%)、基本財部門5.8%(5.8%)と、何れも昨年同期と同じか、上回った。