2010-12-21 ◆食品インフレ、さらに加速 【ニューデリー】食品インフレは、米、野菜、ミルク、果実等の値上がりを背景に、12月4日までの1週間に前週の8.69%から9.46%に2週間連続して加速した。比較の対象になる昨年同期の食品インフレが20.90%と高水準だったことから、インフレは減速して当然だが、反対に加速したのは、極めて深刻と言えそうだ。 エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネスライン、デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥーが12月16/17日報じたところによると、野菜は昨年同期に比べ1%、ミルクは同17.76%、果実は同19.75%、タマネギは同29.93%、卵・肉・魚は同16.28%、それぞれ値上がりした。しかしジャガイモは同35.78%、豆類は同11.46%、小麦は同4.24%、米は同1.47%、それぞれ値下がりした。 一次産品価格指数の上昇率は前週の12.66%から13.25%に加速した。このうち食品価格指数は前々週の8.69%、前週の8.60%、そして今回の9.46%、非食品指数は前々週の24.06%、前週の23.46%、そして今回の21.24%と推移している。したがって非食品価格指数に限っては下降線を辿っている。カリフ(kharif:初冬収穫作物)作物が市場に出回るこの時期に、しかも昨年同期の高水準のインフレからアナリストやポリシーメーカーらが、インフレの鈍化を予想していたにも関わらず、食品価格が再び上昇に転じたのは、懸念材料と言える。 燃料/電力価格指数の上昇率は10.67%と、前週のレベルを維持したが、原油価格上昇の影響が懸念される。ガソリンは先週リッター当たり3ルピー値上げされた。