2011-02-17 ◆1月の総合インフレ、8.23%に鈍化 【ニューデリー】タマネギやその他の野菜の価格は依然高水準を保っているものの、小麦、豆類、砂糖等、一部の品目の値下がりを背景に2011年1月の卸売物価指数(WPI:Wholesale Price Index)をベースにしたヘッドライン・インフレ(総合インフレ)は、前月の8.43%から8.23%に僅かながら鈍化した。ヘッドライン・インフレは2010年1月以来8%以上の水準が続いている。 ヒンドゥー・ビジネスライン、エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダード、ファイナンシャル・エクスプレスが2月14/15日報じたところによると、砂糖は14.99%、豆類は12.78%、小麦は4.94%、ジャガイモは1.21%、それぞれ値下がりした。しかし野菜は65%、中でもタマネギは2倍近く値上がりした。この他、果実は15.01%、卵/肉/魚は15.09%、それぞれ値上がりした。 一次産品価格指数は17.28%アップした。この内食品の値上がりが前月の13.55%から15.65%(前年同月20.19%)に加速、非食品カテゴリーでは、繊維が48%値上がりした。 製造業品目価格指数の上昇率は前月の4.5%から3.8%に鈍化、製造業品目中の食品カテゴリーは1.3%のマイナス成長が記録された。中でも砂糖が14.99%値下がりしたが、その反面、食用油は7.16%値上がりした。 燃料・電気指数は11.42%上昇した。このうちガソリンは27.37%値上がりした。 一方、2010年11月のヘッドライン・インフレはこれ以前に発表された7.48%から8.08%に上方修正された。 Pranab Mukherjee蔵相は、「今会計年度末までにヘッドライン・インフレは7%前後に沈静するものと見られるが、世界的商品価格の変動リスクが存在するため、確約はできない」と語った。 ○食品インフレ、13.07%に鈍化 【ニューデリー】食品インフレーションは、ジャガイモと豆類の価格が軟化する中、1月31日までの1週間に、前週の17.05%から過去7週間来最低の13.07%にほぼ4%ポイント鈍化した。昨年同期には22.08%に達していた。 エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネスライン、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダードが2月10/11日伝えたところによると、食品インフレは3週間連続して加速した後、鈍化に転じた。食品インフレが今回の13.07%を下回った直近の例は、昨年12月11日までの1週間に記録された12.13%。 アナリストらは、小麦と豆類の豊作で、食品インフレが一層鈍化するものと予想している。政府は、2010-11年度の穀物生産が、昨年の2億1820万トンから2億3207万トンに増加するものと予想、特に小麦の生産量は過去最高の8147万トンに達すると予測している。 野菜価格は向こう数週間も引き続き軟化傾向を辿る見通しだが、豆類、卵、肉、魚等のタンパク質ベースの食品は、前期に比べ上昇傾向を辿る見通しで、政策立案者らを不安がらせている。 一次産品価格指数の上昇率は16.24%と、前週の18.44%に比べ顕著に鈍化したが、燃料価格指数の上昇率は前週と同じ11.61%だった。